- 火山の状況に関する解説情報
2020年9月18日 16時00分現在
-
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳では、14日に火山性微動の発生と一時的な火山性地震の増加がありました。その後は火山性微動の発生はなく、火山性地震も少なく経過しています。現時点では火山活動が活発化する様子は認められません。
- 札幌管区気象台 発表
- 火山の活動状況など
-
十勝岳では、14日に62ー2火口付近の浅い所と推定される火山性微動が発生し、火山性地震の一時的な増加や傾斜変動が観測されました。その後、火山性微動の発生はなく、火山性地震も少なく経過しています。また、噴煙・噴気の状況に変化はみられず、地殻変動においても火山活動に伴う特段の変化は認められません。
以上のことにより、現時点では火山活動が活発化する様子は認められません。
なお、十勝岳ではここ数年、熱活動の活発化や火山性地震の増加など火山活動の活発化を示唆する現象が観測されており、今回もそのような中で発生した現象と考えられます。今後も同様な現象が発生する可能性がありますので火山活動の推移に注意が必要です。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
-
<レベル1(活火山であることに留意)>
十勝岳
- 防災上の注意事項など
-
活火山であることから、火口内に影響する程度の突発的な噴火現象が発生する可能性がありますので、地元自治体などの指示に従って火口付近などの危険な地域に立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
-
今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報(臨時)の発表はこれで終了します。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。