- 火山の状況に関する解説情報
2019年8月2日 16時00分現在
-
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
箱根山では、火山活動が活発化しています。大涌谷周辺の想定火口域内では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
- 気象庁地震火山部 発表
- 火山の活動状況など
-
箱根山では、芦ノ湖の西岸及び駒ヶ岳付近等を震源とする火山性地震は、増減を繰り返しており、今期間は少ない状態で経過しています。
火山性地震の発生回数(速報値)は以下の通りです。
火山性地震
7月 29日 1回
30日 0回
31日 6回
8月 1日 0回
2日(15時まで) 0回
大涌谷周辺の想定火口域では、活発な噴気活動が続いています。
GNSS連続観測では、2019年3月中旬頃から山体膨張を示すと考えられる伸びが継続していますが、浅部の膨張を示すと考えられる大涌谷周辺の短い基線の伸びは6月頃から鈍化しています。
箱根山では、大涌谷周辺の想定火口域内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
-
<レベル2(火口周辺規制)>
箱根山
- 防災上の注意事項など
-
大涌谷周辺の想定火口域内では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
- 次回発表予定日時
-
次の火山の状況に関する解説情報は、5日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。