- 火山の状況に関する解説情報
2016年2月10日 18時20分現在
-
<噴火予報(活火山であることに留意)が継続>
えびの高原(硫黄山)周辺では、火山性微動が発生し火山活動がやや高ま
っています。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
-
えびの高原(硫黄山)周辺では、本日(10日)04時57分頃に継続時間が2分程度の振幅の小さな火山性微動が発生しました。
また、本日14時43分頃にも、継続時間が40秒程度の振幅の小さな火山性微動が発生しました。本日18時までに火山性地震を4回観測しました。
これらの火山性微動の発生に伴い、傾斜計で硫黄山の北西方向がわずかに隆起するような変動が観測されました。
遠望観測では噴気を観測していますが、火山性微動の発生前後で特段の変化はありませんでした。
本日実施した現地調査では、硫黄山の火口内の南西側と火口南側斜面で引き続き噴気が上がっていることを確認しました。赤外熱映像装置による観測では、火口内の南西側と火口南側斜面の熱異常域の領域は、前日(9日)と比べ拡がりは認められませんでした。また、硫黄山周辺ではこれまでの調査に引き続き、明らかに感じる程度の硫化水素臭を確認しました。
2月4日以降の火山性地震、火山性微動の発生状況は以下の通りです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動
2月 4日 0回 0回
5日 2回 0回
6日 1回 0回
7日 8回 1回
8日 1回 1回
9日 1回 0回
10日18時まで 4回 2回
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
-
<活火山であることに留意>
霧島山
- 防災上の注意事項など
-
活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がありますので、留意してください。
- 次回発表予定日時
-
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。