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火山の状況に関する解説情報 2020年4月29日 7時30分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 薩摩硫黄島の硫黄岳で噴火が発生しました。火口から概ね1kmの範囲では、大きな噴石に警戒してください。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 薩摩硫黄島の硫黄岳で、本日(29日)06時09分に噴火が発生し、06時50分まで噴火が継続しました。噴煙の高さは最高で火口縁上1000mまで上がりました。薩摩硫黄島で噴火が発生したのは、2019年11月2日以来です。この噴火による大きな噴石の飛散や空振は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態が続いています。火山性微動は観測されていません。
 
 地殻変動観測では、火山活動に伴う変化は見られません。
 
 硫黄岳近傍の傾斜計のデータには、火山活動に伴う特段の変化は観測されていないことから、現在のところ規模の大きな噴火に至る可能性は低いと考えられます。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 薩摩硫黄島
防災上の注意事項など
 火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスにも注意してください。