- 火山の状況に関する解説情報
2023年11月27日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
11月20日から27日15時までの硫黄山の活動状況をお知らせします。硫黄山では火山活動が高まった状態と考えられます。硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
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GNSS連続観測では、硫黄山近傍の一部の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが継続していますが、10月頃から鈍化しています。
硫黄山の南側の噴気地帯では、噴気が最高で300mまで上がるなど、活発な噴気活動が続いています。硫黄山の西側500m付近では、高さ10mの弱い噴気を観測しました。
20日から21日にかけて実施した現地調査では、硫黄山の南側の噴気地帯において活発な噴気活動を引き続き確認しました。硫黄山の南側の噴気孔では、湯だまりの中から高さ3m程度の土砂噴出が繰り返しみられました。硫黄山の火口南側斜面及び南側の噴気地帯の地熱域の状況に特段の変化は認められませんでした。また、硫黄山西側500m付近では、弱い噴気を引き続き確認しました。
硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
火山活動が高まった状態と考えられることから、硫黄山火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があります。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル2(火口周辺規制)>
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
- 防災上の注意事項など
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硫黄山火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、12月4日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。