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最新の火山情報2018年8月8日 16時00分現在
 本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(平成30年7月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。
気象庁地震火山部 発表
火山の活動状況など
 桜島の南岳山頂火口では、活発な噴火活動が継続しており、今後も南岳山頂火口を中心に引き続き噴火活動が継続すると考えられます。南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 西之島では、12日に海上保安庁が上空から実施した観測で噴火が確認され、13日に海上保安庁及び第三管区海上保安本部が上空から実施した観測で活発な噴火活動と溶岩の流出が確認されました。また、気象衛星ひまわりの観測によると、12日夜から西之島付近で周囲に比べて温度の高い領域が認められました。これらのことから、13日に火口周辺警報(入山危険)及び火山現象に関する海上警報を発表しました。火口から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や溶岩流に警戒してください。
 草津白根山(白根山(湯釜付近))では、湯釜付近を震源とする火山性地震の活動はやや低下しているものの、増減を繰り返しながら継続しており、6月下旬以降、振幅の小さな継続時間の短い火山性微動が時々発生しています。4月22日頃から観測されている地殻変動は、6月下旬頃から鈍化傾向がみられます。湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 草津白根山(本白根山)では、火口付近の地震活動が継続しています。1月23日と同様な噴火が発生する可能性は否定できません。本白根山鏡池付近から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 浅間山では、山頂直下のごく浅い所を震源とする体に感じない火山性地震はやや少ない状態ですが、時々振幅の大きな地震が発生しています。今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がありますので、山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、硫黄山の活発な噴気活動が続いています。GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線で、6月上旬から伸びの傾向が続いています。えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 霧島山(新燃岳)では、今期間噴火は観測されませんでしたが、火口直下を震源とする火山性地震は、概ね多い状態で経過しました。GNSS連続観測では、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは緩やかに継続しており、火山活動の長期化やさらなる活発化の可能性もあります。弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火の可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 口永良部島では、火山性地震はやや多い状態で経過しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も2014年8月の噴火前の水準には低下しておらず、火山活動はやや高まった状態となっており、引き続き小規模な噴火の可能性があります。新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
 諏訪之瀬島では、今期間噴火は観測されませんでした。長期にわたり噴火を繰り返していることから、今後も火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生すると予想されますので、火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 十勝岳では、火山性地震の増加はありませんでしたが、継続時間の短い火山性微動が観測されています。2006年以降の山体浅部の膨張が継続する中で、噴煙高の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、地震の一時的な増加など、火山活動の活発化を示唆する現象を観測していますので、今後の活動の推移に注意が必要です。

 その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)>桜島
<入山危険>西之島
<周辺海域警戒>ベヨネース列岩、福徳岡ノ場
<レベル2(火口周辺規制)>草津白根山、浅間山、口永良部島、諏訪之瀬島、霧島山(新燃岳)、霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
<火口周辺危険>硫黄島
<レベル1(活火山であることに留意)>アトサヌプリ、雌阿寒岳、十勝岳、樽前山、倶多楽、有珠山、北海道駒ヶ岳、恵山、岩木山、秋田焼山、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山、蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山、那須岳、日光白根山、新潟焼山、焼岳、御嶽山、白山、富士山、箱根山、伊豆東部火山群、伊豆大島、三宅島、八丈島、青ヶ島、九重山、阿蘇山、雲仙岳、薩摩硫黄島、鶴見岳・伽藍岳、霧島山(御鉢)
<活火山であることに留意>知床硫黄山、羅臼岳、摩周、丸山、大雪山、恵庭岳、渡島大島、利尻山、羊蹄山、ニセコ、天頂山、雄阿寒岳、茂世路岳、散布山、指臼岳、小田萌山、択捉焼山、択捉阿登佐岳、ベルタルベ山、爺爺岳、羅臼山、泊山、ルルイ岳、恐山、八甲田山、十和田、八幡平、栗駒山、鳴子、燧ヶ岳、肘折、沼沢、赤城山、榛名山、妙高山、弥陀ヶ原、乗鞍岳、新島、神津島、伊豆鳥島、高原山、横岳、アカンダナ山、利島、御蔵島、男体山、三瓶山、霧島山、開聞岳、中之島、阿武火山群、由布岳、福江火山群、米丸・住吉池、池田・山川、口之島、硫黄鳥島
<活火山であることに留意(海底火山)>須美寿島、海徳海山、噴火浅根、北福徳堆、孀婦岩、海形海山、南日吉海山、日光海山、若尊、西表島北北東海底火山
これまでの火山情報一覧

火山ライブカメラに関して

火山ライブカメラは気象庁ホームページより取得しています。

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噴火警戒レベルに関して

現在、噴火警戒レベル1のキーワードは「平常」から「活火山であることに留意」に変更されています。
詳しくは、気象庁 噴火警戒レベルの説明 (外部サイト)をご確認ください。

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