群馬県嬬恋村で大規模斜面崩壊

 1937年(昭和12年)11月11日15時30分頃、長野県境に近い群馬県嬬恋村の小串鉱山で、背後の斜面が突然崩壊した。群馬県内ではこの年の11月上旬からまとまった雨が降り続いており、これが土砂崩壊の一因となったとみられている。

 崩壊した土砂は鉱山施設や居住地区を襲い、社宅や小学校の分教場などが埋没したほか、被災した社宅からの出火が鉱山で採掘されていた硫黄に引火するなど、火災による被害も大きかった。この土砂崩壊による死者は245人であったが、18歳未満の死者が3分の1以上となるなど居住地域への被災が被害拡大の一因となった。

 小串鉱山はこの土砂崩壊によって一時操業を停止するも、約4カ月後の1938年(昭和13年)3月に操業が再開され、1971年(昭和46年)の閉山まで硫黄の採掘が続けられた。

参考資料

  • 櫻井正明「群馬県万座川流域の旧小串鉱山を襲った大規模崩壊と災害」(第60回平成23年度砂防学会研究発表会概要集)

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