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噴火警報・予報 2016年10月18日 15時00分現在
<吾妻山に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報
解除を発表>
 吾妻山では噴火の兆候は認められなくなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)
に引下げ>
仙台管区気象台 発表
火山の活動状況など
 吾妻山では、2014年12月に、継続時間のやや長い火山性微動が発生し、その後火山性地震が増加しましたが、2016年5月以降は地震の少ない状態で経過しています。火山性微動は2015年5月6日を最後に観測されていません。
 地殻変動観測では、2014年秋以降に一切経山付近の膨張を示す緩やかな変化がみられていましたが、2015年7月頃から停滞または収縮の傾向になっています。
 大穴火口では、2013年から2015年にかけて地熱域の拡大がみられ、2015年には大穴火口北西で新たに地熱域が確認されるなど、活発な熱活動が継続していましたが、2016年7月以降の現地調査で、地熱域の拡大は認められず、10月11日に実施した現地調査でも特段の変化は認められませんでした。
 これらのことから、吾妻山では噴火の兆候は認められなくなりました。
 一方、大穴火口付近での熱活動は継続していますので、今後の火山活動の推移に注意してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル1(活火山であることに留意)> 吾妻山
対象市区町村など
福島県福島市
防災上の注意事項など
 山に入る際には、火山ガスに注意してください。また、大穴火口付近で噴出現象が突発的に発生する可能性があることに留意してください。
補足情報
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時
要援護者の避難等が必要。      
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制
等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規
制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)