- 火山の状況に関する解説情報
2019年3月27日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
中岳第一火口では、小規模な噴火の可能性があります。中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
- 福岡管区気象台 発表
- 火山の活動状況など
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火山性微動の振幅は、変動を繰り返していますが15日以降は小さい状態で経過しています。
本日(27日)実施した現地調査では、中岳第一火口の湯だまり量は火口底の5割で、前回(5日)の9割から減少しました。土砂噴出は観測されていません。赤外熱映像装置による観測では、湯だまり表面の最高温度は約84℃で、前回(5日、約77℃)よりやや上昇しています。
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、13日以降、1日あたり1300トンから2400トンと概ねやや多い状態が続いています。
3月25日から本日15時までの期間では、白色の噴煙が最高で火口縁上600mまで上がりました。
孤立型微動、火山性地震は多い状態で経過しています。
地殻変動観測では、火山活動に伴う特段の変化は認められません。
火山性微動の振幅は変動を繰り返し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が時々多い状態となることから、中岳第一火口では小規模な噴火が発生するおそれがあります。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル2(火口周辺規制)>
阿蘇山
- 防災上の注意事項など
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中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、29日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。