- 火山の状況に関する解説情報
2019年10月30日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
阿蘇山では、火山性微動の振幅が大きい状態で推移しており、火山活動が高まった状態が続いています。
- 福岡管区気象台 発表
- 火山の活動状況など
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阿蘇山では、火山性微動の振幅が大きい状態で推移しています。阿蘇中岳西山腹観測点南北動の1分間平均振幅は、28日から本日(30日)にかけて、3から4マイクロメートル毎秒程度と大きい状態で推移しています。孤立型微動及び火山性地震の回数は引き続き多い状態で経過し、時々振幅のやや大きな地震が発生しています。
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、昨日(29日)及び本日に実施した現地調査で、それぞれ1日あたり3700トン、4100トンと引き続き非常に多い状態で経過しています。
中岳第一火口で10月7日に発生した噴火は、本日15時現在も継続しています。本日の噴煙は最高で火口縁上1000mまで上がりました。
夜間には火映(高感度の草千里監視カメラによる)を観測しています。
GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2014年頃からの伸びの傾向が維持されています。
このように、火山活動が高まった状態となっていますので、今後の火山活動の推移に留意してください。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル2(火口周辺規制)>
阿蘇山
- 防災上の注意事項など
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中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、11月1日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。