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火山の状況に関する解説情報 2018年8月6日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 8月2日から6日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量がやや増加しています。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 気象庁、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所及び屋久島町が、8月2日から3日に実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり100から200トンでしたが、4日から6日に実施した観測では、1日あたり300から600トンとやや増加しました。
 新岳火口では、白色の噴煙が火口縁上600mまで上がりました。

 火山性地震は、3日以降多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。

 8月2日からの火山性地震の回数及び火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

             地震回数 火山ガス(二酸化硫黄)
   8月 2日       7回       100トン
      3日      26回       200トン
      4日      17回       300トン
      5日      14回       600トン
      6日15時まで  8回       500トン

 このように口永良部島では火山活動がやや高まった状態となっています。引き続き小規模な噴火の可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 口永良部島
防災上の注意事項など
 新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。