- 火山の状況に関する解説情報
2020年1月27日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
口永良部島では、本日(27日)01時48分に噴火が発生した模様です。
新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
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口永良部島では、本日01時48分に噴火が発生した模様です。
噴火が発生したと推定される火山性微動、空振及び傾斜変動が観測されましたが、山体が雲に覆われていたため、噴煙や大きな噴石及び火砕流は確認できませんでした。
この噴火以降、火山性地震は減少し、火山性微動も観測されていません。
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり200トンから800トンと増減しています。
1月23日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 火山ガス
(二酸化硫黄)
1月23日 31回 7回 -
24日 5回 1回 800トン
25日 65回 0回 200トン
26日 122回 0回 -
27日15時まで 7回 1回 -
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
GNSS連続観測では、島内の基線で2019年10月頃からわずかな伸びの変化がみられています。
口永良部島では、活発な火山活動が継続していますので、今後の火山情報に留意してください。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル3(入山規制)>
口永良部島
- 防災上の注意事項など
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新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、29日(水)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。