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火山の状況に関する解説情報 2021年12月10日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 12月3日から10日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 口永良部島では、火山性地震が概ね少ない状態で経過していますが、3日は一時的に多い状態となりました。震源は新岳火口付近及び古岳付近の浅い所と推定されます。
 
 新岳火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上400mまで上がりました。

 7日に実施した現地調査では、引き続き、新岳火口西側割れ目付近で地熱域を確認しました。
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、5月以降、少ない状態で経過しています。今期間は検出限界未満でした。
 
 GNSS連続観測では、2月頃からみられていた基線の縮みは停滞しています。
 
 新岳火口及び古岳付近での火山性地震は、1日数回程度発生しているなか、一時的な増加がみられています。火山ガス(二酸化硫黄)の放出も少ないながら続いています。また、新岳火口西側割れ目付近では、地熱域が引き続き観測されています。
 これらのことから、火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生するおそれがあります。
 
 火山性地震の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、これらの値は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
            火山性地震  火山ガス(二酸化硫黄)
 12月 3日       12回       -
     4日        2回       -
     5日        3回     検出限界未満
     6日        2回     検出限界未満
     7日        1回     検出限界未満
     8日        2回       -
     9日        6回     検出限界未満
    10日15時まで   1回     検出限界未満
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。観測条件が悪く観測値が得られなかった日は「-」としています。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 口永良部島
防災上の注意事項など
 新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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