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火山の状況に関する解説情報 2019年12月20日 16時00分現在
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 12月13日から12月20日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせします。
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
火山の活動状況など
 諏訪之瀬島では、今期間、噴火は観測されていません。
 
 火山性地震は概ね少ない状態で経過しましたが、13日及び18日に一時的に増加しました。18日16時26分及び18時16分の諏訪之瀬島付近を震源とする地震では、諏訪之瀬島で震度1を観測しました。これらの地震活動の前後で火山活動に特段の変化は認められませんでした。
 12日に発生した火山性微動が期間を通して継続しています。
 
 14日及び15日に実施した現地調査では、御岳(おたけ)火口周辺の地熱域に特段の変化は認められませんでした。
 
 御岳火口では、白色の噴煙が火口縁上1700mまで上がりました。また、期間を通して、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、14日から15日にかけて同火口から南南西4kmの集落で鳴動が確認されています。
 
 諏訪之瀬島では、長期間にわたり噴火を繰り返していることから、今後も噴火が発生する可能性があります。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル2(火口周辺規制)> 諏訪之瀬島
防災上の注意事項など
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
次回発表予定日時
 次の火山の状況に関する解説情報は、27日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。