- 火山の状況に関する解説情報
2025年3月10日 16時00分現在
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<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月3日から10日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせします。
- 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台 発表
- 火山の活動状況など
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御岳(おたけ)火口では、噴火活動が続いています。噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上800mまで上がりました。期間中、爆発は発生していません。弾道を描いて飛散する大きな噴石は、火口中心から最大で200mに達しました。
夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
5日に海上自衛隊第1航空群の協力によって実施した上空からの観測では、雲のため火口内の状況は不明でした。火口周辺では、前回(2023年10月17日)の観測と比較して、状況に特段の変化は認められませんでした。
火山性微動は主に噴火に伴って発生しました。島の西側で発生していると推定される火山性地震は少ない状態で経過しています。
GNSS連続観測では、2024年10月以降、島の西側やや深部におけるマグマの蓄積量の増加を示唆するわずかな変動が認められています。
諏訪之瀬島では長期にわたり噴火活動が継続しており、御岳火口周辺では、噴火に伴い大きな噴石が弾道を描いて飛散する可能性があります。
- 噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
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<レベル2(火口周辺規制)>
諏訪之瀬島
- 防災上の注意事項など
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御岳火口中心から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
- 次回発表予定日時
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次の火山の状況に関する解説情報は、17日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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