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火山の状況に関する解説情報2018年2月14日 18時00分現在
本日、第140回火山噴火予知連絡会において、前回(第139回、平成29年10月3日)以降の全国の火山活動について以下のとおり評価を行いました。また、参考として気象庁が発表している噴火警報・予報(噴火警戒レベル)についても併せてお知らせします。
気象庁地震火山部 発表
火山の活動状況など
草津白根山
別に「草津白根山の火山活動に関する検討結果」として取りまとめました。

霧島山(新燃岳)
新燃岳では、2017年10月11日から17日未明にかけて概ね連続的に噴火が続きました。火山性地震は10月下旬以降少ない状態で経過していましたが、11月下旬及び2018年1月中旬に一時的に増加しました。1月16日から17日には、わずかな傾斜変動を伴う火山性微動が発生しました。新燃岳では火山活動がやや高まった状態が続いており、小規模な噴火が発生する可能性があります。GNSS連続観測からは、2017年7月頃から霧島山の深い場所でマグマの蓄積が続いていると考えられます。新燃岳のみならず、硫黄山や御鉢なども視野に入れた霧島山の火山活動の推移を注意深く監視することが必要です。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)発表中
弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。

霧島山(御鉢)
2月9日に火山性地震が82回発生し、振幅の小さな火山性微動が2回発生しました。火山活動が高まっており、今後、小規模な噴火が発生する可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中
火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
硫黄山付近では、2017年12月17日から21日かけて火山性地震が一時的に増加し、噴気や熱異常域の温度の高まりが認められたほか、2018年1月19日には硫黄山方向が隆起する傾斜変動を伴う火山性微動が発生しました。一時的な火山活動の高まりが認められ、今後の活動の推移に注意が必要です。また、硫黄山周辺では硫化水素にも注意が必要です。
【参考】噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)発表中

桜島
2017年10月前半までは昭和火口で断続的に噴火が発生し、10月末以降は、南岳山頂火口を中心に噴火が発生しました。大きな噴石は、それぞれ最大で4合目(昭和火口より800から1,300m)、及び5合目(南岳山頂火口より1,000から1,300m)まで到達しました。姶良カルデラ地下深部へのマグマ供給が継続しています。桜島の火山活動は、南岳山頂火口を中心に、引き続き噴火活動が継続すると思われます。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)発表中
昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

口永良部島
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり概ね30から500トンで経過しており、2016年以降、わずかに増加傾向にあります。噴煙は、最高で火口縁上900mまで上がるなど、2014年8月3日の噴火前よりは多い状態が続いています。また、火山性地震が2017年11月頃から概ね多い状態が継続しています。引き続き新岳火口から噴火が発生する可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)発表中
新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。向江浜地区から新岳の南西にかけて、火口から海岸までの範囲では火砕流に警戒してください。

蔵王山
2018年1月28日頃から2月4日頃にかけて、明瞭な傾斜変動が観測されるとともに振幅が比較的大きなものを含む5回の火山性微動が発生しました。火山性微動発生後は微小な火山性地震の活動もやや活発になりました。蔵王山の火山活動には高まりが認められることから、小規模な噴火が発生する可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中
想定火口域(馬の背カルデラ)から概ね1.2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

浅間山
火山性地震は増減を繰り返しながらもやや多い状態が続いており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、2017年10月以降、500から1,000トンとやや多い状態で経過しています。今後も小規模な噴火が発生する可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中
山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

諏訪之瀬島
御岳火口では、噴火が時々発生し、集落で降灰が確認されるなど、活発な噴火活動が続いています。今後も小規模な噴火が発生する可能性があります。
【参考】火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)発表中
火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
噴火警戒レベルごとの情報、警戒事項など
<レベル3(入山規制)>草津白根山、桜島、口永良部島、霧島山(新燃岳)
<入山危険>西之島
<周辺海域警戒>ベヨネース列岩、福徳岡ノ場
<レベル2(火口周辺規制)>蔵王山、浅間山、諏訪之瀬島、霧島山(御鉢)
<火口周辺危険>硫黄島
<レベル1(活火山であることに留意)>アトサヌプリ、雌阿寒岳、十勝岳、樽前山、倶多楽、有珠山、北海道駒ヶ岳、恵山、岩木山、秋田焼山、岩手山、秋田駒ヶ岳、吾妻山、安達太良山、磐梯山、那須岳、日光白根山、新潟焼山、焼岳、御嶽山、白山、富士山、箱根山、伊豆東部火山群、伊豆大島、三宅島、九重山、阿蘇山、雲仙岳、薩摩硫黄島、鶴見岳・伽藍岳、霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)
<活火山であることに留意>知床硫黄山、羅臼岳、摩周、丸山、大雪山、恵庭岳、渡島大島、利尻山、羊蹄山、ニセコ、天頂山、雄阿寒岳、茂世路岳、散布山、指臼岳、小田萌山、択捉焼山、択捉阿登佐岳、ベルタルベ山、爺爺岳、羅臼山、泊山、ルルイ岳、恐山、八甲田山、十和田、八幡平、鳥海山、栗駒山、鳴子、燧ヶ岳、肘折、沼沢、赤城山、榛名山、妙高山、弥陀ヶ原、乗鞍岳、新島、神津島、八丈島、青ヶ島、伊豆鳥島、高原山、横岳、アカンダナ山、利島、御蔵島、男体山、三瓶山、霧島山、開聞岳、中之島、阿武火山群、由布岳、福江火山群、米丸・住吉池、池田・山川、口之島、硫黄鳥島
<活火山であることに留意(海底火山)>須美寿島、海徳海山、噴火浅根、北福徳堆、孀婦岩、海形海山、南日吉海山、日光海山、若尊、西表島北北東海底火山

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