昭和28年西日本水害(1953年)
水没した久留米市街地(久留米医大付近:昭和28年6月洪水):死者147人、流出全半壊12,801戸、床上浸水49,201戸、床下浸水46,323戸、破堤等122箇所、被災者数54万人。現在の筑後川の治水計画の目標となっている洪水。 提供:国土交通省 九州地方整備局
1953年(昭和28年)6月25日、活発な梅雨前線の影響で九州北部を中心に豪雨災害が発生、死者・行方不明者1,013人、浸水家屋450,000棟以上という大きな被害となり「昭和28年西日本水害」と名付けられた。期間降水量(6月23日~30日)は大分で718.7mmなど各地で600mmを超える大雨になった。
関門海峡を通る山陽本線の関門トンネルが1942年(昭和17年)の開通以来初めて水没し、復旧まで2週間以上を要した。