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- 令和4年台風14号
- 2022年
- 2022年(令和4年)9月14日、小笠原近海で発生した台風14号は、大型で非常に強い勢力となって18日に鹿児島市付近へ上陸した。その後、日本列島のほぼ全域を強風域に巻き込みながら日本海へ抜け、北東へ進んだ後、新潟市付近から再上陸し、20日9時に日本の東で温帯低気圧に変わった。この台風で、九州を中心
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- 令和4年桜島噴火警戒レベル引き上げ
- 2022年
- 2022年(令和4年)7月24日20時5分、鹿児島県の桜島・南岳山頂火口で爆発的噴火が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から約2.5kmまで達した。 この噴火を受けて、気象庁は同日20時50分、桜島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを最も高いレベル5(避難)に引き上げた。これは現行の噴火
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- トンガ沖海底火山噴火
- 2022年
- 2022年1月15日13時頃(日本時間、以下同様)、南太平洋トンガ諸島のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山で大規模な噴火が発生した。この噴火に伴い、日本では、津波の伝播速度から予想される到達時刻より数時間早く、潮位変化が観測された。気象庁は当初、「津波被害の心配はない」と発表したが、日本の沿岸で
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- 8月の停滞前線による大雨
- 2021年
- 2021年(令和3年)8月11日から19日にかけて、日本付近に停滞した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発になり、西日本から東日本の広い範囲で大雨となった。8月としては異例の長雨となり、期間中の総降水量は多いところで1,200ミリを超え、全国68地点で72時間雨量が観測史上1
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- 福徳岡ノ場の噴火による軽石被害
- 2021年
- 2021年8月13日、東京湾から約1,300キロ南方の小笠原諸島にある海底火山「福徳岡ノ場」で噴火が発生し、噴出した軽石が約2カ月かけて沖縄や太平洋沿岸の各地に漂流した。軽石は海面付近を漂い、漁業や観光業に深刻な被害を与えた。 産業技術総合研究所によると、気象衛星の映像から同日5時57分頃から噴火
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- 令和2年7月豪雨
- 2020年
- 2020年(令和2年)7月3日から31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響で、暖かく湿った空気が継続して流れ込み、西日本から東日本、東北地方の各地で大雨となった。特に、熊本県では球磨川の氾濫や土砂崩れが多発し、65人が死亡、2人が行方不明となり、死者は全国で84人に上った。全半壊6,125棟を
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- 九州北部大雨・大雨特別警報
- 2019年
- 2019年(令和元年)8月27日から28日にかけて、九州北部地方では、活発な前線の影響で記録的な大雨となった。 対馬海峡から東日本にかけて停滞する前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、東シナ海から九州北部地方にかけて発達した雨雲が次々と発生し、線状降水帯が形成・維持された。このため、27
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- 九州南部大雨
- 2019年
- 2019年(令和元年)6月28日から7月4日にかけて、九州付近に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、九州南部を中心に降り始めからの総雨量が1,000mmを超える記録的な大雨が降った。この大雨で、鹿児島県南さつま市の大王川で堤防が決壊したほか、河川の氾濫により広範囲で浸水被
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- 平成30年台風24号
- 2018年
- 2018年(平成30年)9月21日、マリアナ諸島近海で発生した台風24号は、28日から30日にかけて非常に強い勢力で沖縄地方に接近した。30日20時頃には和歌山県田辺市付近に上陸後、東日本から北日本にかけて日本列島を縦断した。 この台風では、南西諸島や西日本、東日本を中心に各地でこれまでの記録を更
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- 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)
- 2018年
- 2018年(平成30年)6月28日から7月8日頃にかけて、前線と台風7号の影響を受け、西日本を中心に広範囲で長期間にわたる記録的な大雨となった。期間降水量は多いところで1,800mmを超えたところもあった。 特に、7月6日から8日にかけては、九州・四国・中国・近畿・東海地方の11府県に大雨特別警報
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- 2017年台風18号
- 2017年
- 2017年(平成29年)9月9日、マリアナ諸島で発生した台風18号は、発達しながら北上を続け非常に強い勢力で13日に宮古島付近を北上した後、17日11時30分頃、鹿児島県南九州市付近に上陸した。その後は高知県に再上陸し四国を通り、17日夜には兵庫県明石市付近に再上陸、近畿・東海・北陸地方を進んで新
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- 2017年台風5号
- 2017年
- 2017年(平成29年)8月7日15時頃、台風5号が和歌山県北部に上陸した。台風は7月20日21時に南鳥島近海で発生したが、同時に発生していた複数の台風による影響で、日本の南海上を周回、その後小笠原諸島付近で南に転じ、九州の南海上で進路を北東に変える極めて複雑な進路を取り、発生から17日目にして上
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- 平成29年7月九州北部豪雨
- 2017年
- 2017年(平成29年)7月5日から6日にかけて、福岡県と大分県を中心に九州北部地方で所によって総雨量が600mm近い記録的な大雨が降り、土石流や山崩れ、洪水による甚大な災害が発生した。気象庁はこの豪雨について「平成29年7月九州北部豪雨」と命名した。 対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に向かって暖か
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- 平成28年熊本地震・本震
- 2016年
- 2016年(平成28年)4月16日1時25分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3、最大震度7の地震が発生。熊本県益城町、西原村で震度7を観測した。2日前の4月14日に発生していた最大震度7の前震に続く本震と見られ、同一地域を震源とする一連の地震活動で震度7を複数回観測したのは初めての
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- 平成28年熊本地震・前震
- 2016年
- 2016年(平成28年)4月14日21時26分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5、最大震度7の地震が発生した。熊本県益城町で震度7を観測。震度7を九州地方で観測した初めての地震となった。2日後の4月16日未明に、さらに規模が大きな地震が発生。同一地域を震源とする一連の地震活動で震度
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- 口永良部島噴火
- 2015年
- 2015年(平成27年)5月29日9時59分頃、鹿児島県の口永良部島で大きな噴火が発生した。噴火による噴煙の高さは火口縁上9,000m以上に上昇し、火砕流が海岸の集落まで達した。気象庁は、噴火警戒レベル導入以来初となるレベル5(避難)を発表、全島民が夕方までに近くの屋久島に避難した。 火山活動はそ
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- 平成26年8月豪雨
- 2014年
- 2014年(平成26年)7月30日から8月26日にかけて、西日本から東日本を中心に広い範囲で大雨により大きな被害が発生し、気象庁はこの一連の大雨災害を「平成26年8月豪雨」と命名した。 このうち、7月30日から8月11日にかけては、台風11号・12号の接近や台風周辺の湿った空気および前線の影響で大
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- 平成24年7月九州北部豪雨
- 2012年
- 2012年(平成24年)7月11日から14日にかけて、九州北部地方は記録的な大雨に見舞われ、各地で河川の氾濫や土石流が発生するなど大きな被害となり、気象庁はこの大雨を「平成24年7月九州北部豪雨」と命名した。 対馬海峡付近に停滞した梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込み、熊本県阿蘇市で6時間に45
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- 台風並に発達した低気圧による暴風被害
- 2012年
- 2012年(平成24年)4月3日、24時間で中心気圧が42hPaも低下するという極めて稀な発達を見せた低気圧が日本列島を通過した。この低気圧の通過に伴う暴風で、全国で4人が死亡、約500人が負傷したほか、広範囲で停電が発生し、交通機関も大幅に乱れた。 この暴風では、気象庁から事前に外出を控えるよう
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- 霧島山・新燃岳で爆発的噴火
- 2011年
- 2011年(平成23年)1月27日15時41分頃に霧島山・新燃岳で爆発的な噴火が発生した。新燃岳では、1月19日に2年5カ月ぶりとなる小規模な水蒸気噴火が発生した後、26日には噴煙が3,000m上空まで上がり約300年ぶりとなる本格的なマグマ噴火に移行、九州南部の広い範囲で降灰が観測されていた。
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- 平成21年7月中国・九州北部豪雨
- 2009年
- 2009年(平成21年)7月19日から26日にかけて、西日本付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、中国地方から九州北部にかけて所によって期間総雨量が700mmを超える記録的な大雨となり、各地で大きな被害が発生した。この大雨災害について、気象庁は「平成21年7月中国・九州北部豪雨」と命名した。
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- 千島列島東方沖の地震
- 2007年
- 2007年(平成19年)1月13日13時23分頃、千島列島東方(シムシル島東方沖)を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生し、北海道・東北で最大震度3を観測したほか、中国地方から東の広い範囲で揺れを感じた。 この地震で、気象庁は北海道太平洋沿岸東部とオホーツク海沿岸に津波警報、東北~紀伊半島沿
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- 福岡県西方沖の地震
- 2005年
- 2005年(平成17年)3月20日10時53分頃、福岡県西方沖を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生し、福岡市東区・中央区などで震度6弱を観測したほか、関東以西で揺れを感じた。福岡県・佐賀県はこれまで地震が少なく、人的被害を伴った地震は1898年(明治31年)以来107年ぶりとなった。 震源
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- 平成16年台風21号
- 2004年
- 2004年(平成16年)9月25日から30日にかけて台風21号が日本列島を縦断した。 9月21日にグアム島の西南西の海上で発生した台風は発達しながら北上し、沖縄本島と宮古島の間を通過、東シナ海で進路を東寄りに変えて29日8時30分頃、鹿児島県串木野市(現在のいちき串木野市)付近に上陸した。台風はそ
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- 平成16年台風18号
- 2004年
- 2004年(平成16年)9月7日9時30分頃、大型で非常に強い台風18号が長崎県長崎市付近に上陸。九州北部を縦断した後に、日本海海上を暴風域を伴ったまま北上し、北海道の西海上に達した。 広島で最大瞬間風速60.2m/s、札幌でも50.2m/sなど、各地でこれまでの記録を更新する最大瞬間風速50m/
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- 平成16年台風16号
- 2004年
- 2004年(平成16年)8月27日から31日にかけて台風16号が西日本と北海道を縦断した。8月19日にマーシャル諸島近海で発生した台風19号は、日本の南の海上を北西に進んだ後、大型で強い勢力で8月30日10時前に鹿児島県串木野市付近に上陸した。その後、台風は九州と中国地方を縦断、日本海を北東に進ん
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- 平成16年台風15号
- 2004年
- 2004年(平成16年)8月20日6時過ぎ、台風15号が青森県津軽半島に上陸した。東シナ海から勢力を維持したまま九州の西海上を通過し日本海を北上した台風が前線を刺激したため、四国地方では期間降水量600mmに達したほか、九州地方でも激しい雨となった。東北、北海道地方でも期間降水量が最大300mmに
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- 熊本県水俣市土石流災害
- 2003年
- 2003年(平成15年)7月20日4時15分頃、熊本県水俣市で土石流災害が発生した。活発な梅雨前線の影響で、水俣市では県設置の雨量計で1時間雨量121mmの猛烈な雨となり、市内2カ所で大規模な土石流が発生、19人が死亡、7人が負傷した。 避難勧告の発令は土石流災害の発生後であった。
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- 平成11年台風18号
- 1999年
- 1999年(平成11年)9月24日、台風18号が強い勢力で熊本県北部に上陸、九州北部から中国地方西部を通過した。九州北部から中国地方瀬戸内海沿岸では著しい高潮が発生し、熊本県不知火町では12人が死亡したほか、山口宇部空港が高潮で水没した。 また、愛知県豊橋市では竜巻による被害も大きく、全国では死者
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- 平成11年6月豪雨災害
- 1999年
- 1999年(平成11年)6月29日を中心に、西日本を中心に死者・行方不明者39人、浸水家屋が約20,000棟にのぼる大きな被害となった「平成11年6月豪雨災害」が発生した。 広島県では、広島市佐伯区と呉市の山沿いの新興住宅地で土石流災害が多発した。また、福岡県では、集中豪雨によりJR博多駅近くの地
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- 針原川土石流災害
- 1997年
- 1997年(平成9年)7月10日0時44分頃、鹿児島県出水市針原地区で大雨により大規模な土砂崩壊が発生し、建設中の砂防ダムを超えて下流の集落に達した。降り始めからの総雨量は400mm超に達していた。 この土石流により、21人が死亡、13人が負傷している。
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- 鹿児島県薩摩地方の地震
- 1997年
- 1997年(平成9年)5月13日14時38分頃、鹿児島県薩摩地方を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、薩摩川内市で震度6弱を観測したほか、九州・中国・四国地方で揺れを感じた。 この地震は、気象庁が1995年(平成7年)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)を受けて震度階を変更し、震度5と震
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- 平成8年台風12号
- 1996年
- 1996年(平成8年)8月14日10時過ぎ、台風12号が熊本市付近に上陸、15日にかけて断続的に再上陸を繰り返しながら日本列島を縦断し、西日本を中心に各地に被害をもたらし16日に温帯低気圧に変わった。 鹿児島市で最大瞬間風速58.5m/sを観測するなど西日本各地で猛烈な風が吹き荒れたほか、満潮と台
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- 平成5年8月豪雨・鹿児島8.6水害
- 1993年
- 1993年(平成5年)8月6日、九州南部付近に停滞していた前線の活動が活発となり、鹿児島県内は記録的な大雨に見舞われた。6日の日降水量は薩摩川内市で369mm、鹿児島市で259mmに達した。 特に鹿児島市では、市内中心部を流れる甲突川、新川、稲荷川が相次いで氾濫し、繁華街の天文館や西鹿児島駅(現在
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- 平成3年台風19号
- 1991年
- 1991年(平成3年)9月27日16時過ぎ、中心付近の最大風速50m/sの非常に強い勢力の台風19号が、長崎県佐世保市の南に上陸した。台風はその後、早い速度で日本海を北上、北海道渡島半島に再上陸した。 台風が勢力を保ったまま北上したため、全国的に暴風や高潮による被害が発生した。青森県では、収穫間近
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- 雲仙普賢岳で大規模火砕流
- 1991年
- 1991年(平成3年)6月3日16時8分頃、長崎県の雲仙岳(普賢岳)で大規模な火砕流が発生し、43人が死亡・行方不明となった。前年の1990年(平成2年)から始まった噴火活動がこの年になって活発化し、5月には地獄跡火口に溶岩ドームが形成され、この溶岩ドームの崩落による火砕流が頻発していた。 この大
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- 昭和58年台風10号と秋雨前線
- 1983年
- 1983年(昭和58年)9月24日から28日にかけて、台風10号が西日本に接近した。台風は南西諸島から東シナ海を北上し、28日10時頃に長崎市付近に上陸した。その後、台風は九州地方を横断し、高知県宿毛市付近に再上陸して温帯低気圧に変わった。 台風の接近に伴い、西日本付近に停滞していた秋雨前線の活動
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- 長崎豪雨
- 1982年
- 1982年(昭和57年)7月23日、活発な梅雨前線の影響で、長崎市周辺で1時間雨量150mm超の記録的な集中豪雨が発生した。市内各所で土砂崩れ、河川氾濫が多発し、死者・行方不明者299人、損壊・浸水家屋38,000棟以上という大きな被害が生じた。 市には救助要請の電話が殺到、水没するなどして被災し
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- 阿蘇山噴火
- 1979年
- 1979年(昭和54年)9月6日13時6分頃、阿蘇山の中岳第一火口で爆発的噴火が発生した。規制区域外にあったロープウェイの駅と展望台へも噴石が飛散し、観光客らが巻き込まれるとともに、駅施設の天井に穴が開くなどの被害が発生し、3人が死亡、11人が負傷した。 現在まで続く火山における安全と観光の両立が
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- 沖永良部台風
- 1977年
- 1977年(昭和52年)9月9日23時頃、後に「沖永良部台風」と命名された台風9号が沖縄の南海上を北上し、鹿児島県の沖永良部島を通過、その後は東シナ海から中国大陸へ進んだ。 沖永良部島では国内観測史上1位となる最低気圧907.3hPaを観測し、最大瞬間風速は60.4m/sを観測、暴風によって島の半
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- 昭和52年豪雪
- 1977年
- 1977年(昭和52年)の1月から2月にかけて、全国的な低温と大雪により死傷者や家屋被害が発生し、気象庁は「昭和52年豪雪」と命名した。 冬型の気圧配置が続き、上空に寒気が流れ込んだことから、この期間の平均気温は全国的に平年より2~3℃低かった。また、最深積雪は高田(新潟県上越市)で254cm、青
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- 大分県中部の地震
- 1975年
- 1975年(昭和50年)4月21日2時35分頃、大分県中部を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生した。大分市と熊本県南阿蘇村で震度4を観測したが、震源に近い大分県庄内町(現:由布市)内山地区では、ほとんどの住宅が全半壊する被害となり、22人が負傷し、家屋の全半壊は151棟にのぼった。 201
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- 昭和49年台風18号と秋雨前線
- 1974年
- 1974年(昭和49年)9月8日から9日にかけて、台風18号が九州から四国地方を進んだ。大東島地方近海で発生した台風18号は、9月8日午後に鹿児島県枕崎市付近に上陸し、九州南部を横断し翌9日には豊後水道から愛媛県宇和島市付近に再上陸して四国を東寄りに進んだ。 大分県と愛媛県を中心に河川の増水や浸水
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- 昭和47年7月豪雨
- 1972年
- 1972年(昭和47年)7月3日から13日にかけて、本州付近に停滞していた梅雨前線の活動が活発となり、西日本から東日本にかけて大雨となった。 特に7月3日から6日にかけては、九州と四国で所によって期間降水量が800mmに達し、熊本県姫戸町(現在の上天草市)で大規模な土砂災害が発生したほか、高知県土
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- 昭和44年梅雨前線による大雨
- 1969年
- 1969(昭和44年)6月24日から7月11日にかけて、西日本から東日本にかけて停滞した梅雨前線の活動が断続的に活発化し、各地で大雨による被害が発生した。 特に九州南部では記録的な大雨となり、期間中の降水量は鹿児島市で約600mm、宮崎県えびの高原では1,910mmに達した。鹿児島・宮崎両県ではこ
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- 第3宮古島台風
- 1968年
- 1968年(昭和43年)9月22日から25日にかけて、後に「第3宮古島台風」と命名された台風16号が南西諸島から九州地方に接近した。 9月18日に沖ノ鳥島の南南東の海上で発生した台風は発達しながら北上し、22日夜半頃宮古島付近を通過、その後は南西諸島沿いを北上して24日23時過ぎに鹿児島県串木野市
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- 日向灘地震
- 1968年
- 1968年(昭和43年)4月1日9時42分頃、日向灘を震源とするマグニチュード7.5の日向灘地震が発生し、高知県宿毛市と宮崎県延岡市で震度5を観測したほか、中部地方から西の広い範囲で揺れを感じた。 地震に伴って津波が発生し、四国では高さ3m以上に達した地点もあった。地震の被害は愛媛、高知、熊本、大
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- えびの地震
- 1968年
- 1968年(昭和43年)2月21日10時44分頃、宮崎・熊本・鹿児島の県境付近を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生し、熊本県人吉市で震度5を観測した。この地震の2時間ほど前にマグニチュード5.7の前震、翌日にもマグニチュード5.6の余震があり、これら一連の地震を総称して「えびの地震」と呼ば
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- 昭和42年7月豪雨
- 1967年
- 1967年(昭和42年)7月7日から10日にかけて、本州南岸に停滞する梅雨前線と台風7号から変わった温帯低気圧の影響で、西日本を中心に大雨となった。 特にこの大雨では都市部で大雨となったことが特徴で、1時間降水量は長崎県佐世保市で125mm、長崎県福江市(現在の五島市)で114mmを観測したほか、
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- 昭和39年台風20号
- 1964年
- 1964年(昭和39年)9月24日から25日にかけて、台風20号が鹿児島県に上陸後、九州・中国・四国・近畿・北陸・東北地方を縦断して三陸沖に抜けた。 台風の速度が速く、上陸時も950hPa台の強い勢力を保っていたことから、台風の進路の東側に当たった兵庫県西宮市や相生市では高潮によって住宅が浸水被害
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- 昭和38年1月豪雪
- 1963年
- 1963年(昭和38年)1月は、強い冬型の気圧配置が続き、北陸地方を中心に東北地方から九州地方までの広い範囲で大雪となった。特に平野部では記録的な大雪となり、最深積雪は福井市で213cm、富山市で186cm、金沢市で181cmを観測した。また、九州でも大分県日田市で39cm、鹿児島県阿久根市で38
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- 昭和37年7月梅雨前線による大雨
- 1962年
- 1962年(昭和37年)7月1日から8日にかけて西日本付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、関東から西の広い範囲で大雨となった。 2日は茨城県東村(現在の稲敷市)で竜巻が発生し2人が死亡65人が負傷したほか、東海地方で大雨となり、愛知県伊良湖では1時間降水量が80mm近く、24時間降水量が30
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- 宮古島台風
- 1959年
- 1959年(昭和34年)9月15日、後に「宮古島台風」と呼ばれるようになった台風14号が沖縄県(当時はアメリカ施政下)の宮古島を通過した。 9月12日にグアム島付近で発生した台風は、15日夜に非常に強い勢力で宮古島を通過し、その後東シナ海から対馬海峡を通過して日本海に進んだ。この台風の通過時に宮古
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- 阿蘇山噴火
- 1958年
- 1958年(昭和33年)6月24日22時15分頃、阿蘇山が噴火し、周辺に噴石が飛散した。阿蘇山ロープウェー火口西駅には大きいもので直径約50cmの噴石が多数落下し、ロープウェー関係の作業員12人が死亡、28人が負傷した。
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- 諫早豪雨
- 1957年
- 1957年(昭和32年)7月25日夕方から夜遅くにかけて、梅雨前線上を通過した低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、九州北部で大雨となった。特に長崎県では西郷(現在の雲仙市)で24時間降水量が1,109mmに達する記録的な豪雨となり、諫早市では市内中心部を流れる本明川が氾濫し、上流で
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- 台風3号、鹿児島県大隅半島上陸
- 1956年
- 1956年(昭和31年)4月25日7時30分頃、台風3号が鹿児島県大隅半島南部に上陸した。4月16日に日本のはるか南のカロリン諸島で発生した台風3号は、西寄りに進んでフィリピン・ルソン島に上陸後、南シナ海で進路を北寄りに変え、南西諸島沿いに北上し、鹿児島県に上陸している。 これが台風の統計資料が残
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- 安部鉱業ボタ山崩壊事故
- 1955年
- 1955年(昭和30年)4月16日夕方、長崎県佐世保市黒髪町にあったボタ山(石炭採掘時に発生した、捨て石や石炭くずの山)で大雨により大規模な崩壊が発生した。このボタ山は安部鉱業所佐世保炭鉱二坑のもので、山の高さは40mを超えていたという。 この崩壊により、麓にあった炭鉱住宅6棟、住宅11棟が埋没し
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- 低気圧急発達「メイストーム」
- 1954年
- 1954年(昭和29年)5月9日、低気圧が急速に発達しながら日本海西部から北海道東方海上へと進み、翌10日にかけて広い範囲で大荒れの天気になった。暴風や高波により漁船の沈没や消息不明などの海難事故が多発し、死者・行方不明者は約400人に達した。 この荒天が「メイストーム」(5月の嵐)の語源となった
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- 昭和28年西日本水害
- 1953年
- 1953年(昭和28年)6月25日、活発な梅雨前線の影響で九州北部を中心に豪雨災害が発生、死者・行方不明者1,013人、浸水家屋450,000棟以上という大きな被害となり「昭和28年西日本水害」と名付けられた。期間降水量(6月23日~30日)は大分で718.7mmなど各地で600mmを超える大雨に
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- 阿蘇山噴火で死傷者多数
- 1953年
- 1953年(昭和28年)4月27日11時31分頃、阿蘇山の中岳第一火口から噴火が発生した。この噴火で人身大~人頭大の噴石が火口周辺に飛散し、修学旅行中の高校生など多数の観光客が巻き込まれ、6人が死亡、約90人が負傷した。 現在、中岳第一火口周辺には噴石を避けるために複数の退避壕が設けられている。
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- ルース台風
- 1951年
- 1951年(昭和26年)10月14日19時頃、鹿児島県串木野市付近に上陸した台風は、速い速度で九州を縦断して山陰地方に抜け、日本海から北陸、東北地方に至った。 早い速度であったために各地で暴風により被害が発生し、また上陸時に前線を伴っていたため大雨となった。九州通過後、周防灘を通過して再上陸した山
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- キジア台風
- 1950年
- 1950年(昭和25年)9月13日昼過ぎ、キジア台風が鹿児島県大隅半島に上陸、九州を縦断して日本海を北上し、西日本を中心に被害を生じた。 西日本一帯は9月上旬にジェーン台風により既に大きな被害を受けており、加えてこのキジア台風が通過したため、被害がさらに大きくなった。特に山口、愛媛、大分の各県では
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- ジュディス台風
- 1949年
- 1949年(昭和24年)8月15日20時頃、ジュディス台風が鹿児島県志布志湾付近に上陸し、九州南部を北上し八代海から九州西岸を対馬海峡へ進んだ。この台風は対馬西部で停滞したことから、佐賀県内を中心に大雨による被害が発生した。 被害者は死者・行方不明者合せて179人、負傷者213人に上り、被災家屋は
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- デラ台風
- 1949年
- 1949年(昭和24年)6月20日23時過ぎ、南西諸島に沿って北上を続けていたデラ台風が鹿児島市に上陸し、翌21日にかけて九州を縦断した。 台風接近前から梅雨前線の活動が活発となり、西日本を中心に大雨となっていたが、大きな被害としては台風の通過に伴う多くの海難事故があり、宇和海では多数の漁船が遭難
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- 昭和南海地震
- 1946年
- 1946年(昭和21年)12月21日4時19分頃、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード8.0の昭和南海地震が発生し、東海・北陸地方から九州地方にかけての広い範囲で震度5の揺れを観測した。 津波が東海地方から九州地方にかけての沿岸に来襲し、三重県、徳島県、高知県では高さ4~6mに達したところもあ
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- 桜島・昭和噴火
- 1946年
- 1946年(昭和21年)3月9日夜、桜島の噴火に伴い、標高800mにある昭和火口から溶岩が流出した。桜島では現在も活発な噴火活動が継続しているが、この噴火が溶岩を流出した最新の噴火となっている。 流出した溶岩は二手に分かれ、4月5日に北東側の海岸へ、5月21日には南側の海岸へ達した。この噴火で1人
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- 枕崎台風
- 1945年
- 1945年(昭和20年)9月17日14時頃、後に「枕崎台風」と呼ばれる台風16号が鹿児島県枕崎市付近に上陸し、日本列島を縦断した。枕崎で最低気圧916.1hPa、宮崎県細島で最大瞬間風速75.5m/sを観測するなど勢力が強く、各地で大きな被害となった。 とりわけ、8月6日に原爆が投下されて間もない
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- 桜島・大正大噴火
- 1914年
- 1914年(大正3年)1月12日10時頃に始まった、明治以降では最大規模の噴火で、降灰は遠く東北地方の仙台市まで達した。もともとは桜島はその名の通り島であったが、この噴火で島の南東方向と西方向に溶岩が流出し、1月29日には瀬戸海峡が閉塞、大隅半島と地続きになった。 噴火の8時間後にはマグニチュード
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- 喜界島地震
- 1911年
- 1911年(明治44年)6月15日23時26分頃、奄美諸島の喜界島近海を震源とするマグニチュード8.0の喜界島地震が発生した。この地域では観測史上最大規模の地震であり、揺れは東日本まで感じられた。 最近の調査で、喜界島では津波の高さが5~10m程度に達していたことが明らかになった。奄美諸島や沖縄本
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- 明治熊本地震
- 1889年
- 1889年(明治22年)7月28日、熊本市の西を震源とする推定マグニチュード6.3の明治熊本地震が発生した。この地震では、熊本城の石垣が大きく崩れるなど熊本市を中心に大きな被害が発生した。8月10日の余震でも熊本市で家屋倒壊により1人が死亡するなど、一連の地震で20人が死亡し、家屋の全半壊は474
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- シーボルト台風
- 1828年
- 文政11年8月9日(1828年9月17日)2時00分頃、台風が長崎県西彼杵半島に上陸し、翌日にかけて九州北部から中国地方へ縦断し、各地に被害をもたらした。上陸時の推定中心気圧は900hpa近くに達し、過去300年で最強の台風とする研究もある。 当時の記録によれば、九州北部の死者だけで約20,000
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- 雲仙岳・眉山大崩壊「島原大変肥後迷惑」
- 1792年
- 寛政4年4月1日(1792年5月21日)夜、長崎県島原市の西にそびえる眉山が地震とともに大崩壊した。 雲仙岳では、これに先立って山頂付近の地獄跡火口からの噴火活動が続いていたが、この地震で山麓にあった眉山が大崩壊し、大量の土砂が有明海に流れ込み、島原半島と対岸の肥後、天草(熊本県)に津波となって押
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- 桜島安永大噴火
- 1779年
- 江戸時代中期の安永8年10月1日(1779年11月8日)14時頃、鹿児島県の桜島で、記録の残る中では最大規模とされる安永大噴火が発生した。 既に噴火の数日前から地震が頻発していた中、南岳山頂火口からの白煙の後、南側中腹と北東側中腹から相次いで噴火が始まり、翌日には溶岩の流出、さらには桜島の北東沖で
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- 福岡・朝倉の水害(江戸時代)
- 1720年
- 江戸時代中期の享保5年6月21日(1720年7月26日)に、福岡県の筑後川流域で大雨による洪水や土砂災害が発生した。筑紫平野の南縁に連なる耳納山地では山津波が発生し、洪水と合わせて61人が死亡、家屋の流失211戸という記録が残っている。 また、この水害で山崩れや橋が流されるなどの被害を受けた現在の
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- 霧島山(新燃岳)大噴火
- 1716年
- 江戸時代中期の享保元年9月26日(1716年11月9日)、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山(新燃岳)で大噴火が発生した。これが翌年にかけて続いた「享保噴火」の最初の大噴火となった。 新燃岳周辺の数か所から軽石を含む噴火が始まり、火砕流により5人が死亡、600棟あまりの家屋が焼失したほか、家畜の焼死
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- 慶長地震
- 1605年
- 慶長9年12月16日(1605年2月3日)、推定マグニチュード7.9の慶長地震が発生し、太平洋側の広い範囲に津波が到達した。地震の揺れによる被害の記録が少なく、数千人に及ぶ犠牲者のほとんどが津波によることから、「津波地震」とされる。 津波による被害記録は、千葉県犬吠埼から鹿児島県大隅半島にかけての