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- ハワイ・マウイ島の山火事
- 2023年
- 2023年(令和5年)8月8日未明、アメリカ・ハワイ州のマウイ島西部で山火事が発生し、約9平方kmが焼損した。被害は沿岸の市街地にまでおよび、特に島の西部に位置する古都ラハイナでは2,200軒以上の建物が焼損する壊滅的な被害を受けた。 この火災で、約100人の死亡が確認され、ハワイ州での自然災害に
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- トルコ・シリア地震
- 2023年
- 2023年(令和5年)2月6日4時17分(日本時間2月6日10時17分)、トルコ南東部のシリアとの国境付近を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生した。この地震の後も、この地域では強い地震が相次ぎ、2月6日13時24分(日本時間2月6日19時24分)には、マグニチュード7.5の地震が発生した。
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- アフガニスタン地震
- 2022年
- 現地時間2022年(令和4年)6月22日未明、アフガニスタン東部ホスト州を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生し、東部のパクティカ州を中心に少なくとも死者約1,100人、負傷者約1,600人、家屋の全半壊約10,000棟にのぼる被害となった。また、隣接するパキスタン西部でも屋根の崩落で1人が
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- パキスタン洪水
- 2022年
- 2022年(令和4年)6月中旬から8月にかけ、パキスタンでは季節風(モンスーン)に伴う大雨が降り続いた。特に8月は全国平均で平年の2.5倍の降水量を観測した。なかでも普段は降水量の少ない南部の州では、平年の月降水量が50mmのところ、1,200mm以上を観測した地点もあった。 一連の大雨により、国
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- フィリピンで台風22号による洪水
- 2021年
- 2021年(令和3年)12月16日から17日にかけて、台風22号がフィリピンの中南部地域を襲った。台風は16日午後、猛烈な勢力でシアルガオ島に上陸し、その後も強い勢力を維持したまま西寄りに進んで、ミンダナオ島の北スリガオ州、ディナガット諸島、南レイテ州、ボホール州、セブ州などを横断した。 この台風
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- アメリカ南部・中西部で竜巻
- 2021年
- 2021年(令和3年)12月10日から12月11日にかけて、アメリカ南部や中西部で竜巻が多発し、8つの州で被害が発生した。この竜巻で、アメリカ全土で少なくとも91人が死亡した。 一晩で観測された竜巻は66個にのぼり、最も規模の大きいものはケンタッキー州を約266kmにわたり移動した。これは、アメリ
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- ハイチ地震
- 2021年
- 2021年(令和3年)8月14日8時29分、中米のハイチ南西部にあるサンルイデュスッド付近を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、2,575人が死亡、12,000人以上が負傷するなど、少なくとも700,000人以上が被災した。また、このほかに130,000棟以上の家屋への被害も発生した。
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- インドネシア・アナククラカタウ島噴火・津波発生
- 2018年
- 2018年(平成30年)12月22日21時30分頃、インドネシアのスマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡に位置する火山島のアナク・クラカタウ島が噴火した。この噴火に伴って津波が発生し、スンダ海峡両岸のスマトラ島とジャワ島の沿岸部では、437人が死亡、10人が行方不明、30,000人以上が負傷し、およ
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- 米カリフォルニア州山火事
- 2018年
- 2018年(平成30年)11月8日、アメリカ・カリフォルニア州で大規模な山火事が相次いで発生した。このうち、同州北部ビュート郡で発生した山火事「キャンプ・ファイア」では、85人が死亡、200人以上が行方不明となったほか、約14,000棟の家屋が損壊、62,000haが焼失し、約25,000人が避難
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- インドネシア・スラウェシ島地震
- 2018年
- 2018年(平成30年)9月28日19時2分頃(日本時間28日21時2分頃)、インドネシア・スラウェシ島中部を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生した。震源は内陸だったものの津波が発生し、震源に近いドンガラ県や湾の奥に位置するパル市などでは最大6mの津波が観測された。この地震と津波の影響で、
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- 2017年台風27号 フィリピン南部で大きな被害
- 2017年
- 2017年12月22日から24日にかけて、フィリピン南部ミンダナオ島付近を台風27号が通過した。フィリピンには多くの台風が襲来するものの、ミンダナオ島に台風が直撃するのはまれであり、大雨によって各地で地滑りや洪水が発生し、少なくとも230人が死亡し、144人が行方不明となった。特にミンダナオ島にあ
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- イラン・イラク国境付近で大きな地震
- 2017年
- 現地時間2017年11月13日3時18分頃、イラン・イラク国境付近を震源とする地震が発生した。米国地質調査所(USGS)によると、この地震のマグニチュードは7.3で、過去に多くの地震が発生しているイランにおいても記録的な地震となった。現地周辺では家屋の倒壊や土砂崩れが多数発生した。 両国合わせて、
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- メキシコ内陸でM7.1
- 2017年
- 現地時間2017年9月19日13時14分頃(日本時間9月20日3時14分頃)、メキシコ内陸を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生した。首都メキシコシティや近隣のモレロス州、プエブラ州、メヒコ州などを中心に、少なくとも230人が死亡し、800人以上が負傷したほか、アパートや学校、工場、スーパー
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- メキシコ・チアパス州沖で大きな地震
- 2017年
- 現地時間2017年9月7日23時49分頃(日本時間8日13時49分頃)、メキシコ南部・チアパス州沖を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生した。98人が死亡、負傷者は250人にのぼり、15,000棟以上の家屋が損壊・倒壊する大きな被害が出た。太平洋津波警報センター(PTWC)はメキシコ、グアテ
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- ハリケーン「ハービー」米テキサス州上陸
- 2017年
- 現地時間2017年8月25日、大型のハリケーン「ハービー」がメキシコ湾に面したアメリカ南部のテキサス州に上陸し、豪雨による洪水などでテキサス州とルイジアナ州を中心に死者50人超、数万人が避難する大きな被害をもたらした。特に経済的損失が大きく、アメリカの原油生産の拠点であるメキシコ湾岸の油田地帯では
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- ネパール地震
- 2015年
- 2015年(平成27年)4月25日11時56分頃、ネパールの首都カトマンズの北西約80kmを震源とするマグニチュード7.8の地震が発生した。ネパールでは、首都カトマンズで歴史的建造物の倒壊が相次ぐなど死者9,000人以上、家屋損壊900,000棟以上にのぼる甚大な被害となった。 また、地震に伴い、
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- 台風30号 フィリピンで大きな被害
- 2013年
- 2013年11月8日から9日にかけて、台風30号(ハイエン)がフィリピン中部を横断し、暴風や高潮などにより甚大な被害が生じた。 11月4日に南太平洋のトラック諸島近海で発生した台風30号は、急速に発達し、8日には中心気圧895hPa、最大瞬間風速90m/sの猛烈な勢力となってフィリピン中部に接近し
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- 米ムーア竜巻
- 2013年
- 2013年5月20日午後、アメリカ中南部オクラホマ州の州都オクラホマシティ近郊のムーアを竜巻が襲った。竜巻の規模は改良藤田スケールでは最も強いEF5とされ、風速は90m/sに達した。被害は長さ約27km、幅約1.6kmの範囲に及び、死者24人、負傷者370人以上、損壊家屋は12,000棟にのぼる大
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- ニュージーランド・カンタベリー地震
- 2011年
- 2011年(平成23年)2月22日12時51分頃、ニュージーランド南島・カンタベリー地方の中心都市クライストチャーチ市付近を震源とするマグニチュード6.3のカンタベリー地震が発生した。クライストチャーチ市周辺では、大規模な液状化現象により建物の倒壊が発生、特に市中心部の倒壊したビルに入居していた語
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- アイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル火山噴火
- 2010年
- 2010年4月14日、アイスランド南部に位置するエイヤフィヤトラ氷河に覆われたエイヤフィヤトラヨークトル火山で噴火が発生した。噴煙は上空9,000mに達し、西もしくは北西からの風が吹いていたため、火山灰が欧州各国に流れ、約30カ国の空港を一時閉鎖に追い込んだ。 この混乱は約1カ月にわたって続き、延
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- チリ地震津波
- 2010年
- 2010年(平成22年)2月28日、前日の南米チリでのマグニチュード8.8の巨大地震に伴い発生した津波が太平洋を越えて日本列島に到達した。気象庁は28日9時33分に青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県沿岸に大津波警報、このほか太平洋沿岸を中心に広い範囲に津波警報・注意報を発表した。 高知県須崎港の1m
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- ハイチ地震
- 2010年
- 2010年1月12日16時53分頃、中米ハイチの首都ポルトープランス近郊を震源とするマグニチュード7.0のハイチ地震が発生した。被害は国土の広い範囲に及び、震源の近くでは家屋の80%以上が倒壊したほか、首都ポルトープランスでも政府機能に大きな被害が発生した。 この地震による死者は220,000人以
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- イタリア・ラクイラ地震
- 2009年
- 2009年4月6日3時32分頃(現地時間)、イタリア中部・首都ローマの北東を震源とするマグニチュード6.3のラクイラ地震が発生した。震源に近く最も被害の大きかったラクイラでは、住宅や学生寮として使われていたレンガや石造りの古い建物を中心に被害が大きく、300人以上が死亡する大きな被害となった。 ラ
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- オーストラリア・大規模森林火災
- 2009年
- 2009年2月7日午後、オーストラリア南東部のビクトリア州で大規模な森林火災が発生した。この日、州都メルボルンでは最高気温46.5℃を観測するなど記録的な猛暑となっていたが、この熱波によってメルボルンの北方の森林地帯の複数地点から同時多発的に火災が発生、集落に延焼した。 死者は200人前後に達し、
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- ニューギニア島沖地震
- 2009年
- 2009年(平成21年)1月4日4時43分頃(日本時間)、インドネシアのニューギニア島沖を震源とするマグニチュード7.6のニューギニア島沖地震が発生した。また、この地震から約3時間後の7時33分頃にもほぼ同じ場所を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生した。この地震で、ニューギニア島周辺で死傷
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- 中国・四川大地震
- 2008年
- 現地時間2008年5月12日14時28分頃、中国中西部にある四川省の汶川県付近を震源とするマグニチュード8.0の大地震が発生した。死者・行方不明者90,000人以上、負傷者370,000人以上、家屋損壊4,000,000棟以上の被害を出した。また、地すべりなどの土砂災害も広い範囲で発生、被災地域は
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- サイクロン・シドル
- 2007年
- 2007年11月15日18時30分頃(現地時間)、バングラデシュ南部にサイクロン「シドル」が上陸した。最大風速は69m/sに達し、同国を襲ったサイクロンとしては観測史上最大級となった。 上陸したサイクロンはバングラデシュ国内を北東方向へ縦断し、翌16日には消滅したが、高潮などによる浸水被害が発生し
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- ジャワ島中部地震
- 2006年
- 2006年5月27日5時54分頃(現地時間)、インドネシア・ジャワ島中部のジョグジャカルタ付近を震源とするマグニチュード6.2の地震が発生し。死者6,000人以上、負傷者約90,000人、家屋倒壊約150,000軒の被害が生じた。 火山灰が堆積した地盤であることや、台風が来ない地域で住宅の構造が脆
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- フィリピン・レイテ島で大規模地滑り
- 2006年
- 2006年(平成18年)2月17日10時30分頃、フィリピン中部のレイテ島で、大規模な地滑りが発生した。大雨の影響で、標高約800mの山が720m地点から崩壊し、山麓にあった人口1,860人の村を襲い村は完全に埋没、死者・行方不明者は1,100人以上にのぼった。崩壊した土砂の厚さは最大で30mに達
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- パキスタン北部地震
- 2005年
- 2005年10月8日8時50分頃(現地時間)、パキスタン北部のカシミール地方で、マグニチュード7.6の地震が発生した。インド・パキスタン両国あわせて死者84,000人以上、負傷者80,000人以上の被害が出た。 発生時期が断食月にあたり、多くの人が屋内にとどまっていたため、被害が拡大したとされてい
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- スマトラ島沖地震・インド洋巨大津波
- 2004年
- 2004年(平成16年)12月26日7時58分頃、インドネシア・スマトラ島沖を震源とするマグニチュード9.1の地震が発生した。プレート境界での巨大地震であり、地震の規模としては観測開始以来では1960年(昭和35年)チリ地震(マグニチュード9.5)、1964年(昭和39年)アラスカ地震(マグニチュ
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- イラン・バム地震
- 2003年
- 2003年12月26日5時28分頃(現地時間)、イラン南東部のケルマン州バム市付近で、マグニチュード6.3の直下型地震が発生した。バム市内を中心として10kmの範囲が被害を受け、死者約43,200人、罹災者約75,600人、孤児約2,000人の甚大な被害となった。特に、建物の倒壊はバム旧市街では実
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- エルサルバドル地震
- 2001年
- 現地時間2001年1月13日11時33分頃、中米のエルサルバドル共和国沖約50kmの太平洋を震源とする、マグニチュード7.6の地震が発生した。死者944人、負傷者5,000人以上、液状化や土砂災害などで約108,000棟に達する家屋倒壊の被害が出た。 首都サンサルバドル西部で大規模な地すべりが発生
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- 台湾・集集地震
- 1999年
- 1999年(平成11年)9月21日1時47分頃、台湾中部を震源とするマグニチュード7.6の集集地震が発生した。活断層による内陸直下型地震で台湾では20世紀中で最大の地震となった。 被害は台湾全土に及び、死者・行方不明者は2378人、被災家屋は50,000棟以上にのぼった。また、パソコンの部品製造ラ
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- アフガニスタン北部の地震
- 1998年
- 1998年5月30日10時22分頃(現地時間)、アフガニスタン北部のタジキスタン国境に近い地域を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生した。この地震で、アフガニスタン北部のバダクニャン地方やタカール地方を中心に多くの集落が壊滅状態となり、約4,700人が死亡した。 インドプレートとユーラシアプ
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- インドネシア東部でM8.1、日本でも津波観測
- 1996年
- 1996(平成8年)2月17日14時59分頃、インドネシア東部でマグニチュード8.1の地震が発生した。 震源に近いビアク島で8m近い津波が観測され、死者・行方不明者160人以上となる大きな被害となった。 また、津波は日本の沿岸にも到達し、津波の高さは小笠原諸島の父島で1m3cm、高知県土佐清水市で
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- アメリカ・ノースリッジ地震
- 1994年
- 1994年(平成6年)1月17日4時30分頃にアメリカ西部・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊を震源とするマグニチュード6.7の直下型地震が発生。この地震で57人が死亡、7,000人以上が負傷した。 高速道路の倒壊やライフラインに大きな影響を与え、アメリカ史上最も経済的損害の大きい地震となった。
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- フィリピン・ピナトゥボ火山大噴火
- 1991年
- 1991年6月7日、フィリピン・ルソン島にあるピナトゥボ火山で大噴火が発生した。これに先立ち、ピナトゥボ火山周辺では4月頃から小規模な水蒸気噴火が繰り返し発生しており、政府は大規模な噴火に備えて山麓の住民を避難させていた。 この6月7日の噴火以降、ピナトゥボ火山では大噴火が相次ぎ、12日の噴火では
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- 豪ニューカッスル地震
- 1989年
- 1989年12月28日10時27分頃(現地時間)、オーストラリア南部ニューサウスウェールズ州ニューカッスル付近で、マグニチュード5.6の地震が発生した。死者13人、負傷者160人以上の被害を出した。 オーストラリアで発生した地震としては観測史上最大で、死者が確認された地震も初だった。「約200年間
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- カメルーン・ニオス湖湖水爆発
- 1986年
- 1986年8月21日21時頃(現地時間)、カメルーン北西部にある火口湖のニオス湖で爆発音とともに大量の二酸化炭素が噴出し、谷筋に沿って周辺の集落に流れ込んだ。この噴出で住民1,743人が窒息死し、湖周辺から避難した住民は今なお帰還できない状態が続いている。 この噴出現象は、地下のマグマだまりから供
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- ネバドデルルイス火山泥流災害
- 1985年
- 1985年(昭和60年)11月13日23時30分頃、南米コロンビア・ネバドデルルイス火山で噴火が発生した。噴火に伴い、山頂付近の大量の雪氷が融け泥流となって山麓のアルメロの市街地を襲い、死者・行方不明者は23,000人にのぼった。 ハザードマップに基づく避難計画の未策定、避難指示が発表されなかった
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- メキシコ地震
- 1985年
- 1985年(昭和60年)9月19日7時17分頃、モーメントマグニチュード8.0のメキシコ地震が発生した。 特に被害が大きかったのは震源から約300km離れた首都メキシコシティで、長周期地震動による液状化現象が発生し建物の倒壊など甚大な被害となった。地震による死者は約10,000人、家屋の全半壊は約
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- アメリカ・セントへレンズ火山大噴火
- 1980年
- 1980年(昭和55年)5月18日8時32分頃、アメリカ北西部のワシントン州にあるセントへレンズ火山で噴火が発生した。噴火により北側斜面が大規模に崩壊、火砕流や土石流による甚大な被害が発生し、57人が死亡・行方不明となった。 この噴火から山頂部が崩壊するまでの様子は映像に残されており、「アメリカの
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- アメリカ北東部でブリザードによる被害
- 1978年
- 1978年(昭和53年)2月6日、アメリカ北東部は発達した低気圧による猛吹雪(ブリザード)に襲われ、大きな被害が発生した。 交通機関は途絶し、高速道路上で立ち往生する車が続出した。車内で避難中に排気口が雪でふさがれたことによる一酸化炭素中毒、また沿岸部では高波に襲われるなどして約100人が死亡し、
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- アイスランド・ヘイマエイ島噴火
- 1973年
- 1973年(昭和48年)1時55分頃にアイスランド島の南にあるヘイマエイ島の東部で割れ目噴火が始まった。火山灰や溶岩により島の3分の1にあたる住宅数百軒が埋没し、一時全島民避難も実施された。 流出した溶岩は島の経済を支える漁港へ迫ったため、この溶岩の先端に消火ポンプで海水を散布して、溶岩の流れを食
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- ボーラ・サイクロン上陸
- 1970年
- 1970年11月12日夜、バングラデシュ(当時の東パキスタン)のベンガル湾沿岸にサイクロン・ボーラが上陸した。満潮時刻と重なったことから、低湿な沿岸部は高潮に襲われ甚大な被害となった。被害の全容は今なお不明確ながら、死者は500,000人以上とも言われ、記録が残る中では最悪のサイクロン被害とされて
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- ペルー・アンカシュ地震
- 1970年
- 1970年5月31日15時23分頃(現地時間)、ペルー沖の太平洋を震源とするマグニチュード7.7のアンカシュ地震が発生した。 震源から約130km離れたペルー最高峰のワスカラン山(6768m)周辺の集落でも地震の揺れによって家屋の全壊率が80%に達する大きな被害となったが、被害を大きくさせたのが地
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- アイスランド・スルツェイ島出現
- 1963年
- 1963年11月15日、北欧アイスランドの南西の大西洋中央海嶺上で、前日から噴煙が確認されていた地点で新島出現が初めて確認された。顕著な火山活動は1967年6月まで継続し、最大直径1.3kmの新島が形成された。島は北欧神話の炎の巨人である「スルト」にちなみスルツェイ島と命名された。 アイスランド本
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- イタリア・バイオントダム災害
- 1963年
- 1963年(昭和38年)10月9日22時39分頃、イタリア北東部の深い渓谷に建設されたバイオントダムのダム湖に隣接する斜面で大規模な地滑りが発生した。 ダム堤体そのものは損傷しなかったものの、大量の土砂がダム湖に流れ込んだことで、ダム湖から押し出された大量の水がダムの堤体を乗り越え下流の集落を襲い
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- ペルー・ワスカラン山で大規模雪崩
- 1962年
- 1962年1月11日、ペルーの最高峰・ワスカラン山(標高6,654m)で、急激な気温上昇に伴い氷河が割れ、大規模な岩屑雪崩が発生した。この崩壊によって、山麓のランライルカの街が壊滅し、死者は約6,000人に達した。 ワスカラン山では、この崩壊から8年後の1970年5月31日にも、ペルー沖で発生した
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- チリ地震津波
- 1960年
- 1960年(昭和35年)5月24日未明、日本の太平洋沿岸を突然大津波が襲った。これは、日本時間で前日の23日4時過ぎに発生した南米チリ沿岸を震源とするマグニチュード9.5の巨大地震に伴って生じた津波が、地震発生から約22時間をかけて日本の沿岸に到達したものであった。津波の高さは、三陸沿岸で5m超に
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- モロッコ・アガディール地震
- 1960年
- 1960年2月29日23時40分頃(現地時間)、モロッコ南西部のアガディール沿岸を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生した。死者が13,000人以上、震源に近いアガディールの街が壊滅状態となるなどの被害が発生したほか、地震発生後に横ずれ断層が生成された。新期造山帯のアトラス山脈の西端に位置し
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- カムチャツカ地震
- 1952年
- 1952年11月5日3時58分頃(現地時間)、カムチャツカ半島の沖合を震源とするマグニチュード9.0のカムチャツカ地震が発生した。太平洋プレートと北米プレートの境界で発生した海溝型の巨大地震であり、余震域を含めた震源域は千島列島の沖合からカムチャツカ半島の沖合にかけての約600kmに及んだ。 この
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- アリューシャン地震
- 1946年
- 1946年(昭和21年)4月1日3時28分頃、モーメントマグニチュード8.1のアリューシャン地震が発生し、165人が死亡するなどアラスカとハワイを中心に津波による大きな被害を受けた。 これを契機に、アメリカ政府は1949年(昭和24年)に太平洋津波警報センター(PTWC)をハワイへ設置し、後に津波
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- ニュージーランド・ホークスベイ地震
- 1931年
- 1931年2月3日10時47分頃、ニュージーランド北島中部のホークスベイ地域直下を震源とするマグニチュード7.8のホークスベイ地震が発生し、258人が死亡、負傷者は2,500人以上にのぼった。 ホークスベイ地域の中心都市であるネーピアは、海岸沿いの軟弱地盤の上に市街地が形成されていたことから地震の
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- イタリア・メッシーナ地震
- 1908年
- 1908年12月28日、イタリア南部のシチリア島近くのメッシーナ海峡付近を震源とするマグニチュード7.1のメッシーナ地震が発生し、約82,000人が死亡した。これは20世紀以降にヨーロッパで発生した地震としては最大の死者を出したものであり、死者数は100,000人以上とする説もある。 メッシーナ海
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- サンフランシスコ地震
- 1906年
- 1906年4月18日5時10分過ぎ、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ付近を震源とするマグニチュード7.8相当のサンフランシスコ地震が発生した。アメリカ西部に度々大きな被害をもたらしてきたサンアンドレアス断層の活動によるもので、多数の家屋が倒壊したのに加え、サンフランシスコ市内各所から火災
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- イタリア・ヴェスヴィオ山噴火
- 1906年
- 1906年4月7日、イタリア・ナポリ近郊にあるヴェスヴィオ山が噴火し、降灰などにより約300人が死亡する大きな被害となった。この噴火災害がイタリア経済を圧迫したため、1908年のオリンピック開催地がローマからロンドンに変更されている。 ヴェスヴィオ山は、遺跡として有名なポンペイを埋没させた西暦79
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- アメリカ・ボルチモア大火
- 1904年
- 1904年(明治37年)2月7日10時23分頃、アメリカ東部ボルチモアの市街地で火災が発生した。ワシントンやニューヨークなど近隣の大都市から消防隊が駆けつけるも消火は難航し、36時間にわたって延焼、1,500棟以上の家屋が焼失した。 ホースの規格が都市ごとに異なり、応援に来た消防隊がホースと消火栓
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- プレー火山噴火
- 1902年
- 1902年(明治35年)5月8日、西インド諸島のフランス領マルティニーク島にあるプレー火山が噴火した。この噴火で山頂の溶岩ドームが破壊され、火砕流によって山麓のサンピエール市で約28,000人が死亡するなど街は壊滅状態になった。 これが、火山学の研究史上初めて観測された火砕流となった。
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- インドネシア・タンボラ火山大噴火
- 1815年
- 1815年4月10日、インドネシア・スンバワ島にあるタンボラ火山で大噴火が発生した。記録の残る中では人類史上最大の噴火と言われており、爆発音は1800km離れた場所でも聞こえ、大量の噴出物で周辺は昼も闇に覆われたとされる。 噴火で発生した火砕流が25km離れた村を襲い集落ごと消滅するなど噴火による
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- フィリピン・マヨン山噴火
- 1814年
- 1814年2月1日、フィリピンのルソン島にある標高2,462mのマヨン山が噴火し、溶岩流が山頂から10km離れた山麓のカグサワの街を埋め尽くして約1,200人が死亡した。カグサワにはこの噴火で唯一焼け残った教会の塔が現存している。 マヨン山はフィリピンで最も活動の活発な火山であり、有史以来約50回
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- アイスランド・ラキ火山大噴火
- 1783年
- 1783年6月8日、アイスランド南部にあるラキ火山で大規模な噴火が発生した。大量の溶岩が周辺に流出したほか、二酸化硫黄などの硫黄酸化物やフッ素化合物が噴出し、ヨーロッパ一帯に滞留した。アイスランドを中心に家畜の大量死、農地は壊滅状態となり、飢餓などで9,000人以上が死亡した。 また、その後数年に
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- ポルトガル・リスボン大地震
- 1755年
- 1755年11月1日9時20分頃(現地時間)、ポルトガルの西南西200kmの大西洋を震源とする、マグニチュード8.5~9.0相当といわれる巨大な地震が発生した。 大航海時代に隆盛を極めたポルトガルの首都・リスボンの被害が特に大きく、最大30mもの高さの津波や、6日間続いた火災の影響で、死者90,0
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- 中国・華県地震
- 1556年
- 1556年1月23日、中国・西北部の陝西省の華山付近を震源とする推定マグニチュード8.0~8.3の華県地震(陝西華県地震)が発生した。当時の中国は明の時代であったが、現在の福建省などのある華南など、ほぼ全土で揺れを感じたと言われている。 深夜の地震かつ人口密集地での地震であったことから被害は甚大と
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- ヴェスヴィオ火山噴火
- 79年
- 西暦79年8月24日13時頃(現地時間)、イタリア南部・カンパニア州のナポリ近郊にあるヴェスヴィオ火山で噴火が発生した。この噴火で吹き上がった大量の軽石と火山灰が、当時麓にあった人口約20,000人の都市ポンペイに降りかかり、町のほとんどを埋没させた。大部分のポンペイ市民は火山灰が降る中避難したが