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- 能登半島地震
- 2024年
- 2024年(令和6年)1月1日16時10分、石川県能登地方の深さ約15kmでマグニチュード7.6の地震が発生した。この地震により、同県輪島市や志賀町で最大震度7を観測したほか、能登地方の広い範囲で震度6強や6弱の揺れを観測した。この地震の発生メカニズムは北西-南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、地殻
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- 日本各地で大雪、新名神で立ち往生など
- 2023年
- 2023年(令和5年)1月24日から25日にかけて、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、上空にはこの冬一番の強い寒気が流れ込んだ。このため、日本海側を中心に大雪や暴風雪となったほか、普段は雪の少ない西日本の太平洋側の平野部でも大雪となったところがあり、各地のライフラインや交通に影響が生じた。 この
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- 令和4年8月3日からの大雨
- 2022年
- 2022年(令和4年)8月3日から中旬頃にかけて、日本海から東北地方に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方の日本海側と北陸地方を中心に断続的に猛烈な雨が降った。東北地方と北陸地方では初めて「線状降水帯」が発生し、山形県と新潟県に一時「大雨特別警報」が発表された。 この大雨の影
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- 8月の停滞前線による大雨
- 2021年
- 2021年(令和3年)8月11日から19日にかけて、日本付近に停滞した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発になり、西日本から東日本の広い範囲で大雨となった。8月としては異例の長雨となり、期間中の総降水量は多いところで1,200ミリを超え、全国68地点で72時間雨量が観測史上1
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- 冬型の気圧配置による大雪
- 2020年
- 2020年(令和2年)12月14日から21日にかけて、強い冬型の気圧配置が続き、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となった。期間中の降雪量は群馬県みなかみ町藤原で291cmとなり、藤原では48時間と72時間の降雪量が歴代全国1位を更新する記録的な値となった。大雪の影響で、新潟や群馬の関越自動車
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- 令和2年7月豪雨
- 2020年
- 2020年(令和2年)7月3日から31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響で、暖かく湿った空気が継続して流れ込み、西日本から東日本、東北地方の各地で大雨となった。特に、熊本県では球磨川の氾濫や土砂崩れが多発し、65人が死亡、2人が行方不明となり、死者は全国で84人に上った。全半壊6,125棟を
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- 北陸豪雪
- 2018年
- 2018年(平成30年)2月3日から8日にかけて上空の強い寒気の影響で、日本海側を中心に断続的に雪が降り、特に北陸地方には日本海から発達した雪雲がかかり続け平野部でも大雪となり、最深積雪は福井市147cm、金沢市87cm、富山市75cmを観測、所によって1981年(昭和56年)2月の「五六豪雪」以
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- 平成25年台風18号・初の特別警報発表
- 2013年
- 2013年(平成25年)9月15日から16日にかけて大型の台風18号が東日本・北日本を通過した。台風18号は、9月16日8時前に暴風域を伴って愛知県豊橋市付近に上陸し、速度を上げて東海、関東甲信、東北地方を北東に進み、同日21時に北海道の東で温帯低気圧に変わった。 台風の接近・通過に伴い台風周辺の
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- 台風並に発達した低気圧による暴風被害
- 2012年
- 2012年(平成24年)4月3日、24時間で中心気圧が42hPaも低下するという極めて稀な発達を見せた低気圧が日本列島を通過した。この低気圧の通過に伴う暴風で、全国で4人が死亡、約500人が負傷したほか、広範囲で停電が発生し、交通機関も大幅に乱れた。 この暴風では、気象庁から事前に外出を控えるよう
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- 能登半島地震
- 2007年
- 2007年(平成19年)3月25日9時42分頃、能登半島沖を震源とするマグニチュード6.9の能登半島地震が発生し、石川県輪島市、七尾市、穴水町で震度6強を観測した。石川県での震度6弱以上は観測史上初となった。 震源に近い輪島市門前町などを中心に家屋に大きな被害があり、1人が死亡、356人が負傷し、
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- 平成16年台風23号
- 2004年
- 2004年(平成16年)10月20日、台風23号が西日本・東日本を縦断し、死者・行方不明者98人、浸水家屋が50,000棟を上回る甚大な被害をもたらし、平成期では最悪の台風災害の1つとなった。 この年は、上陸した台風が10個と観測史上最多であったが、この台風はその最後となる10個目として12時頃に
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- 平成16年7月福井豪雨
- 2004年
- 2004年(平成16年)7月18日、平成16年7月福井豪雨が発生した。7月13日に新潟県・福島県で豪雨を降らせた梅雨前線が福井県で再び活発化し、美山町(現在の福井市)では半日足らずで300mm近い記録的な雨量を観測した。 足羽川などが氾濫した福井市内では浸水被害により都市機能が麻痺状態となったほか
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- ナホトカ号重油流出事故
- 1997年
- 1997年(平成9年)1月2日2時50分頃、島根県隠岐諸島沖の日本海で、上海からカムチャツカ半島に向かっていたロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」が大しけの中で船体が破断、分断された船体のうち船首部分が福井県三国町付近に座礁した。 当時は日本海で低気圧が急速に発達した後、冬型の気圧配置が強まっており
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- 平成2年台風19号と秋雨前線
- 1990年
- 1990年(平成2年)9月19日20時過ぎ、台風19号が強い勢力で和歌山県白浜町付近に上陸した。台風はその後、東海・北陸・東北地方を進み、三陸沖で温帯低気圧に変わった。 台風の接近前から本州付近に停滞していた前線の影響で大雨となり、9月11日から20日までの10日間の降水量は四国や紀伊半島で1,0
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- 福井県越前町で崖崩れ
- 1989年
- 1989年(平成元年)7月16日15時30分頃、福井県越前町の国道305号線で、道路脇の崖が高さ70m・幅30mにわたって崩落した。崩壊した岩石は落石防止用の覆道を突き破り、走行中のマイクロバスが巻き込まれた。マイクロバスには石川県の温泉から滋賀県に戻る予定だった乗客と運転手の合わせて15人が乗っ
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- 昭和56年豪雪
- 1981年
- 1980年(昭和55年)12月~1981年(昭和56年)3月にかけての日本海側を中心にした大雪災害。強い冬型の気圧配置が続いたことによるが、特に北陸地方の平野部では、最深積雪が上越市高田(新潟県)で2m51cm、敦賀市(福井県)で1m96cm、富山市(富山県)で1m60cm、金沢市(石川県)で1m
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- 昭和52年豪雪
- 1977年
- 1977年(昭和52年)の1月から2月にかけて、全国的な低温と大雪により死傷者や家屋被害が発生し、気象庁は「昭和52年豪雪」と命名した。 冬型の気圧配置が続き、上空に寒気が流れ込んだことから、この期間の平均気温は全国的に平年より2~3℃低かった。また、最深積雪は高田(新潟県上越市)で254cm、青
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- 昭和39年7月山陰北陸豪雨
- 1964年
- 1964年(昭和39年)7月18日から19日にかけて、山陰地方と北陸地方は日本海に停滞する梅雨前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、島根県松江市と石川県金沢市で12時間雨量が200mmを超えるなど局地的に大雨となった。 特に島根県出雲市では山崩れや崖崩れが相次ぎ100人
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- 昭和38年梅雨前線と台風2号
- 1963年
- 1963年(昭和38年)6月2日から4日にかけて、日本の南の海上を北東へ進んだ台風2号により前線の活動が活発となり、各地で大雨となった。 このうち、富山県では小矢部川が破堤し、2人が死亡、1,000棟以上が浸水した。また、兵庫県では南部を中心に局地的に1時間に40mmを超える激しい雨が降り、加古川
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- 越前岬沖地震
- 1963年
- 1963年(昭和38年)3月27日6時34分頃、若狭湾を震源とするマグニチュード6.9の越前岬沖地震が発生し、福井県敦賀市と兵庫県豊岡市で震度5を観測したほか、関東甲信地方から九州北部地方までの広い範囲で揺れを感じた。最大の余震は同日15時49分頃に発生したマグニチュード5.2の地震で、福井県敦賀
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- 昭和38年1月豪雪
- 1963年
- 1963年(昭和38年)1月は、強い冬型の気圧配置が続き、北陸地方を中心に東北地方から九州地方までの広い範囲で大雪となった。特に平野部では記録的な大雪となり、最深積雪は福井市で213cm、富山市で186cm、金沢市で181cmを観測した。また、九州でも大分県日田市で39cm、鹿児島県阿久根市で38
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- 第2室戸台風
- 1961年
- 1961年(昭和36年)9月16日9時過ぎ、後に「第二室戸台風」と命名される台風18号が高知県室戸岬の西方に上陸した。上陸時の中心気圧925hPaは、記録の残る1951年(昭和26年)以降に日本列島に上陸した台風の中で最も低い記録となっている。 上陸後の台風は、四国東部から瀬戸内海を通り、同日13
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- 北美濃地震
- 1961年
- 1961年(昭和36年)8月19日14時33分頃、石川、福井、岐阜の3県境付近でマグニチュード7.0の北美濃地震が発生し、福井市や名古屋市で震度4を観測したほか、関東地方から中国地方にかけて揺れを感じた。 震源が山間部であったことと活発な余震活動が続いたことから、地震の揺れに伴う山崩れや地すべり等
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- 魚津大火
- 1956年
- 1956年(昭和31年)9月10日19時45分頃、富山県魚津市で「魚津大火」と呼ばれる大規模な火災が発生した。火元は、富山地方鉄道の電鉄魚津駅西側にある住宅や商店などが密集する地域の一角にあった納屋であり、折しも台風12号が日本海を通過している中、フェーン現象による強風にあおられ火勢が拡大し、市街
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- 低気圧急発達「メイストーム」
- 1954年
- 1954年(昭和29年)5月9日、低気圧が急速に発達しながら日本海西部から北海道東方海上へと進み、翌10日にかけて広い範囲で大荒れの天気になった。暴風や高波により漁船の沈没や消息不明などの海難事故が多発し、死者・行方不明者は約400人に達した。 この荒天が「メイストーム」(5月の嵐)の語源となった
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- 福井地震
- 1948年
- 1948年(昭和23年)6月28日16時13分頃、マグニチュード7.1の福井地震が発生した。内陸の活断層による地震であり、特に福井平野の被害が甚大で、家屋全壊率100%の集落が相次いだほか、福井市内は大火により焦土と化した。 死者は3,769人、負傷者は20,000人以上、被災家屋は50,000棟
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- 昭和南海地震
- 1946年
- 1946年(昭和21年)12月21日4時19分頃、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード8.0の昭和南海地震が発生し、東海・北陸地方から九州地方にかけての広い範囲で震度5の揺れを観測した。 津波が東海地方から九州地方にかけての沿岸に来襲し、三重県、徳島県、高知県では高さ4~6mに達したところもあ
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- 安政5年4月洪水
- 1858年
- 安政5年4月26日(1858年6月8日)16時頃、富山県の常願寺川で大洪水が発生した。 この洪水をもたらした要因は同年2月26日(1858年4月9日)に発生したマグニチュード7級と言われる飛越地震である。跡津川断層の活動によるとされるこの地震で、常願寺川の上流にある立山カルデラは鳶山崩れ(大鳶崩れ
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- 飛越地震
- 1858年
- 安政5年2月26日(1858年4月9日)未明、越中・飛騨国境(現在の富山・岐阜県境)付近を震源とする推定マグニチュード7台の飛越地震が発生した。跡津川断層の活動による典型的な内陸直下型地震であり、古文書の記録から2つの地震が相次いで発生したとされている。 地震による死者は426人、負傷者は646人