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- 令和4年台風14号
- 2022年
- 2022年(令和4年)9月14日、小笠原近海で発生した台風14号は、大型で非常に強い勢力となって18日に鹿児島市付近へ上陸した。その後、日本列島のほぼ全域を強風域に巻き込みながら日本海へ抜け、北東へ進んだ後、新潟市付近から再上陸し、20日9時に日本の東で温帯低気圧に変わった。この台風で、九州を中心
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- 令和4年8月3日からの大雨
- 2022年
- 2022年(令和4年)8月3日から中旬頃にかけて、日本海から東北地方に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方の日本海側と北陸地方を中心に断続的に猛烈な雨が降った。東北地方と北陸地方では初めて「線状降水帯」が発生し、山形県と新潟県に一時「大雨特別警報」が発表された。 この大雨の影
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- 8月の停滞前線による大雨
- 2021年
- 2021年(令和3年)8月11日から19日にかけて、日本付近に停滞した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発になり、西日本から東日本の広い範囲で大雨となった。8月としては異例の長雨となり、期間中の総降水量は多いところで1,200ミリを超え、全国68地点で72時間雨量が観測史上1
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- 冬型の気圧配置による大雪
- 2020年
- 2020年(令和2年)12月14日から21日にかけて、強い冬型の気圧配置が続き、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となった。期間中の降雪量は群馬県みなかみ町藤原で291cmとなり、藤原では48時間と72時間の降雪量が歴代全国1位を更新する記録的な値となった。大雪の影響で、新潟や群馬の関越自動車
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- 令和2年7月豪雨
- 2020年
- 2020年(令和2年)7月3日から31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響で、暖かく湿った空気が継続して流れ込み、西日本から東日本、東北地方の各地で大雨となった。特に、熊本県では球磨川の氾濫や土砂崩れが多発し、65人が死亡、2人が行方不明となり、死者は全国で84人に上った。全半壊6,125棟を
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- 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)
- 2018年
- 2018年(平成30年)6月28日から7月8日頃にかけて、前線と台風7号の影響を受け、西日本を中心に広範囲で長期間にわたる記録的な大雨となった。期間降水量は多いところで1,800mmを超えたところもあった。 特に、7月6日から8日にかけては、九州・四国・中国・近畿・東海地方の11府県に大雨特別警報
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- 鳥取県中部の地震
- 2016年
- 2016年(平成28年)10月21日14時7分頃、鳥取県中部を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生し、鳥取県倉吉市・湯梨浜町・北栄町で震度6弱を観測した。 ここ数年、地震活動が活発だった鳥取県中部では最大規模の地震となり、揺れの大きかった鳥取県と隣接する岡山県北部で被害が大きく、30人が負傷
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- 広島市で大規模土砂災害
- 2014年
- 2014年(平成26年)8月20日3時頃、広島市安佐北区と安佐南区で大規模な土砂災害が発生した。3時間に217.5mmという集中豪雨により、安佐北区、安佐南区では谷で同時多発的に土石流が発生し、麓の住宅地を襲った。 発災後に避難勧告が発令されるなど行政の対応の遅れも相まって、深夜の就寝中に住宅に土
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- 平成26年8月豪雨
- 2014年
- 2014年(平成26年)7月30日から8月26日にかけて、西日本から東日本を中心に広い範囲で大雨により大きな被害が発生し、気象庁はこの一連の大雨災害を「平成26年8月豪雨」と命名した。 このうち、7月30日から8月11日にかけては、台風11号・12号の接近や台風周辺の湿った空気および前線の影響で大
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- 山口・島根豪雨
- 2013年
- 2013年(平成25年)7月28日、発達した積乱雲が次々と通過した山口・島根両県では、記録的な大雨により大きな被害が発生した。山口市では1時間雨量143mmを観測し、気象庁は「経験したことのないような大雨」との情報を発表した。 この両県を中心に、死者・行方不明者4人、損壊・浸水家屋約1,500棟の
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- 台風並に発達した低気圧による暴風被害
- 2012年
- 2012年(平成24年)4月3日、24時間で中心気圧が42hPaも低下するという極めて稀な発達を見せた低気圧が日本列島を通過した。この低気圧の通過に伴う暴風で、全国で4人が死亡、約500人が負傷したほか、広範囲で停電が発生し、交通機関も大幅に乱れた。 この暴風では、気象庁から事前に外出を控えるよう
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- 平成21年7月中国・九州北部豪雨
- 2009年
- 2009年(平成21年)7月19日から26日にかけて、西日本付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、中国地方から九州北部にかけて所によって期間総雨量が700mmを超える記録的な大雨となり、各地で大きな被害が発生した。この大雨災害について、気象庁は「平成21年7月中国・九州北部豪雨」と命名した。
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- 平成16年台風23号
- 2004年
- 2004年(平成16年)10月20日、台風23号が西日本・東日本を縦断し、死者・行方不明者98人、浸水家屋が50,000棟を上回る甚大な被害をもたらし、平成期では最悪の台風災害の1つとなった。 この年は、上陸した台風が10個と観測史上最多であったが、この台風はその最後となる10個目として12時頃に
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- 平成16年台風18号
- 2004年
- 2004年(平成16年)9月7日9時30分頃、大型で非常に強い台風18号が長崎県長崎市付近に上陸。九州北部を縦断した後に、日本海海上を暴風域を伴ったまま北上し、北海道の西海上に達した。 広島で最大瞬間風速60.2m/s、札幌でも50.2m/sなど、各地でこれまでの記録を更新する最大瞬間風速50m/
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- 平成16年台風16号
- 2004年
- 2004年(平成16年)8月27日から31日にかけて台風16号が西日本と北海道を縦断した。8月19日にマーシャル諸島近海で発生した台風19号は、日本の南の海上を北西に進んだ後、大型で強い勢力で8月30日10時前に鹿児島県串木野市付近に上陸した。その後、台風は九州と中国地方を縦断、日本海を北東に進ん
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- 芸予地震
- 2001年
- 2001年(平成13年)3月24日15時27分頃、安芸灘を震源とするマグニチュード6.7の芸予地震が発生、広島県東広島市、熊野町、大崎上島町で震度6弱を観測するなど、西日本の広い範囲で強い揺れを感じた。 傾斜地の多い広島県呉市を中心に家屋の損壊や土砂崩れなどの被害が大きく、2人が死亡、288人が負
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- 鳥取県西部地震
- 2000年
- 2000年(平成12年)10月6日13時30分頃、鳥取県西部を震源とするマグニチュード7.3の鳥取県西部地震が発生し、鳥取県日野町と境港市で震度6強を観測した。 未確認だった活断層の活動によるもので、鳥取県西部、島根県東部、岡山県北部を中心に182人が負傷、家屋の被害は17,000棟以上にのぼった
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- 平成11年台風18号
- 1999年
- 1999年(平成11年)9月24日、台風18号が強い勢力で熊本県北部に上陸、九州北部から中国地方西部を通過した。九州北部から中国地方瀬戸内海沿岸では著しい高潮が発生し、熊本県不知火町では12人が死亡したほか、山口宇部空港が高潮で水没した。 また、愛知県豊橋市では竜巻による被害も大きく、全国では死者
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- 平成11年6月豪雨災害
- 1999年
- 1999年(平成11年)6月29日を中心に、西日本を中心に死者・行方不明者39人、浸水家屋が約20,000棟にのぼる大きな被害となった「平成11年6月豪雨災害」が発生した。 広島県では、広島市佐伯区と呉市の山沿いの新興住宅地で土石流災害が多発した。また、福岡県では、集中豪雨によりJR博多駅近くの地
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- ナホトカ号重油流出事故
- 1997年
- 1997年(平成9年)1月2日2時50分頃、島根県隠岐諸島沖の日本海で、上海からカムチャツカ半島に向かっていたロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」が大しけの中で船体が破断、分断された船体のうち船首部分が福井県三国町付近に座礁した。 当時は日本海で低気圧が急速に発達した後、冬型の気圧配置が強まっており
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- 平成8年台風12号
- 1996年
- 1996年(平成8年)8月14日10時過ぎ、台風12号が熊本市付近に上陸、15日にかけて断続的に再上陸を繰り返しながら日本列島を縦断し、西日本を中心に各地に被害をもたらし16日に温帯低気圧に変わった。 鹿児島市で最大瞬間風速58.5m/sを観測するなど西日本各地で猛烈な風が吹き荒れたほか、満潮と台
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- 昭和62年台風19号
- 1987年
- 1987年(昭和62年)10月16日夜遅く、台風19号が高知県の室戸岬付近に上陸した。上陸した台風は四国の東部を北北東に進んだ後、瀬戸内海へ出て兵庫県明石市付近に再上陸、近畿・北陸地方を通過し日本海から北日本へと進んだ。 台風の通過に伴い、鳥取県では24時間降水量が580mmに達する記録的な大雨と
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- 昭和59年豪雪、東京で積雪22cm
- 1984年
- 1983年(昭和58年)12月~1984年(昭和59年)3月にかけての大雪災害。日本海側でも最深積雪が上越市高田(新潟県)で2m39cm、鳥取市で95cmに達したが、このシーズンは南岸低気圧の影響で太平洋側でも大雪になったことが特徴で、東京都心のこの冬シーズンの降雪日数は29日に達し、これは現在に
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- 島根豪雨
- 1983年
- 1983年(昭和58年)7月23日、活発な梅雨前線の影響で、島根県を中心に豪雨災害が発生した。浜田市で1時間雨量91mm、24時間雨量300mm以上など島根県西部を中心に記録的な集中豪雨となり、河川氾濫や土砂崩れが多発、ライフラインや交通機関は各所で寸断された。 この豪雨災害では、島根県を中心に死
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- 昭和52年豪雪
- 1977年
- 1977年(昭和52年)の1月から2月にかけて、全国的な低温と大雪により死傷者や家屋被害が発生し、気象庁は「昭和52年豪雪」と命名した。 冬型の気圧配置が続き、上空に寒気が流れ込んだことから、この期間の平均気温は全国的に平年より2~3℃低かった。また、最深積雪は高田(新潟県上越市)で254cm、青
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- 昭和42年7月豪雨
- 1967年
- 1967年(昭和42年)7月7日から10日にかけて、本州南岸に停滞する梅雨前線と台風7号から変わった温帯低気圧の影響で、西日本を中心に大雨となった。 特にこの大雨では都市部で大雨となったことが特徴で、1時間降水量は長崎県佐世保市で125mm、長崎県福江市(現在の五島市)で114mmを観測したほか、
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- 昭和39年7月山陰北陸豪雨
- 1964年
- 1964年(昭和39年)7月18日から19日にかけて、山陰地方と北陸地方は日本海に停滞する梅雨前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、島根県松江市と石川県金沢市で12時間雨量が200mmを超えるなど局地的に大雨となった。 特に島根県出雲市では山崩れや崖崩れが相次ぎ100人
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- 昭和38年1月豪雪
- 1963年
- 1963年(昭和38年)1月は、強い冬型の気圧配置が続き、北陸地方を中心に東北地方から九州地方までの広い範囲で大雪となった。特に平野部では記録的な大雪となり、最深積雪は福井市で213cm、富山市で186cm、金沢市で181cmを観測した。また、九州でも大分県日田市で39cm、鹿児島県阿久根市で38
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- 低気圧急発達「メイストーム」
- 1954年
- 1954年(昭和29年)5月9日、低気圧が急速に発達しながら日本海西部から北海道東方海上へと進み、翌10日にかけて広い範囲で大荒れの天気になった。暴風や高波により漁船の沈没や消息不明などの海難事故が多発し、死者・行方不明者は約400人に達した。 この荒天が「メイストーム」(5月の嵐)の語源となった
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- 鳥取大火
- 1952年
- 1952年(昭和27年)4月17日14時55分頃、鳥取市内の市営の温泉場付近から出火した火災は、フェーン現象による熱風により瞬く間に市中心部に飛び火し、半日後の翌18日4時頃に鎮火した。当時の人口の約3分の1に当たる20,000人以上が罹災し、2人が死亡、焼失家屋は5,000棟以上に達した。 鳥取
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- ルース台風
- 1951年
- 1951年(昭和26年)10月14日19時頃、鹿児島県串木野市付近に上陸した台風は、速い速度で九州を縦断して山陰地方に抜け、日本海から北陸、東北地方に至った。 早い速度であったために各地で暴風により被害が発生し、また上陸時に前線を伴っていたため大雨となった。九州通過後、周防灘を通過して再上陸した山
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- キジア台風
- 1950年
- 1950年(昭和25年)9月13日昼過ぎ、キジア台風が鹿児島県大隅半島に上陸、九州を縦断して日本海を北上し、西日本を中心に被害を生じた。 西日本一帯は9月上旬にジェーン台風により既に大きな被害を受けており、加えてこのキジア台風が通過したため、被害がさらに大きくなった。特に山口、愛媛、大分の各県では
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- 枕崎台風
- 1945年
- 1945年(昭和20年)9月17日14時頃、後に「枕崎台風」と呼ばれる台風16号が鹿児島県枕崎市付近に上陸し、日本列島を縦断した。枕崎で最低気圧916.1hPa、宮崎県細島で最大瞬間風速75.5m/sを観測するなど勢力が強く、各地で大きな被害となった。 とりわけ、8月6日に原爆が投下されて間もない
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- 鳥取地震
- 1943年
- 1943年(昭和18年)9月10日17時37分頃、鳥取平野を震源とするマグニチュード7.2の直下型地震である鳥取地震が発生し、この地震で鹿野断層・吉岡断層が地表に露出した。 鳥取市を中心に甚大な被害が発生、死者1,083人、負傷者3,259人、被災家屋は13,500棟以上にのぼったが、戦時中でもあ
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- 芸予地震
- 1905年
- 1905年(明治38年)6月2日、安芸灘を震源とする推定マグニチュード7.2の芸予地震が発生し、広島・愛媛両県で震度6~5程度の揺れが観測された。 特に広島市、呉市、松山市周辺の埋立地で軟弱地盤による建物への被害が目立ったほか、水道管やレンガ造りの建物などの被害も多かった。この地震により11人が死
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- 明治26年台風
- 1893年
- 1893年(明治26年)10月14日、台風が九州から四国の南岸を通過した。特に岡山県では県内を流れる三大河川(吉井川、旭川、高梁川)の流域で土砂崩れや河川氾濫が相次ぎ、県内全域で死者415人、浸水・損壊家屋は60,000棟以上にのぼった。 とりわけ高梁川流域では、上流の高梁市成羽町で山崩れで20人
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- シーボルト台風
- 1828年
- 文政11年8月9日(1828年9月17日)2時00分頃、台風が長崎県西彼杵半島に上陸し、翌日にかけて九州北部から中国地方へ縦断し、各地に被害をもたらした。上陸時の推定中心気圧は900hpa近くに達し、過去300年で最強の台風とする研究もある。 当時の記録によれば、九州北部の死者だけで約20,000