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- 令和4年台風15号
- 2022年
- 2022年(令和4年)9月23日から翌24日にかけて、台風15号の接近により、愛知県や静岡県を中心に記録的な大雨が観測された。 台風15号は、23日に室戸岬の南約300kmの海上で発生したのち、紀伊半島沖を北東に進み、24日9時に東海道沖で温帯低気圧に変わった。 台風の北側には発達した雨雲が長時間
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- 令和4年台風14号
- 2022年
- 2022年(令和4年)9月14日、小笠原近海で発生した台風14号は、大型で非常に強い勢力となって18日に鹿児島市付近へ上陸した。その後、日本列島のほぼ全域を強風域に巻き込みながら日本海へ抜け、北東へ進んだ後、新潟市付近から再上陸し、20日9時に日本の東で温帯低気圧に変わった。この台風で、九州を中心
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- フィリピンで台風22号による洪水
- 2021年
- 2021年(令和3年)12月16日から17日にかけて、台風22号がフィリピンの中南部地域を襲った。台風は16日午後、猛烈な勢力でシアルガオ島に上陸し、その後も強い勢力を維持したまま西寄りに進んで、ミンダナオ島の北スリガオ州、ディナガット諸島、南レイテ州、ボホール州、セブ州などを横断した。 この台風
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- 令和元年台風21号
- 2019年
- 2019年(令和元年)10月19日、トラック諸島近海で発生した台風21号は、24日から26日にかけて日本の東を北上した。 台風は太平洋上を進み、直接日本列島に上陸こそしなかったものの、台風から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となり、関東地方と東北地方の太平洋側で大雨となった。特に千葉
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- 令和元年台風19号
- 2019年
- 2019年(令和元年)10月12日19時頃、台風19号が大型の強い勢力で伊豆半島に上陸し、翌13日にかけて関東地方と東北地方を進み三陸沖に抜けた。台風本体の雨雲や台風周辺の湿った空気の影響で、東日本と東北地方を中心に広い範囲で記録的な大雨や暴風をもたらした。 降り始めの10日から台風が通過した13
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- 令和元年台風15号
- 2019年
- 2019年(令和元年)9月9日5時前、強い勢力の台風15号が千葉市付近に上陸し、関東地方を北上した。この台風は大きさとしては比較的コンパクトではあったものの、関東地方に接近する直前で勢力を強め、一時は「非常に強い勢力」となった。このため、関東に上陸した台風の中では最強クラスとされ、関東地方南部では
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- 平成30年台風24号
- 2018年
- 2018年(平成30年)9月21日、マリアナ諸島近海で発生した台風24号は、28日から30日にかけて非常に強い勢力で沖縄地方に接近した。30日20時頃には和歌山県田辺市付近に上陸後、東日本から北日本にかけて日本列島を縦断した。 この台風では、南西諸島や西日本、東日本を中心に各地でこれまでの記録を更
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- 平成30年台風21号
- 2018年
- 2018年(平成30年)9月4日、台風21号が非常に強い勢力で徳島県南部と兵庫県神戸市に上陸し、四国と近畿地方を北上して日本海へ進んだ。非常に強い勢力での台風の上陸は1993年(平成5年)の台風13号以来25年ぶりのことであり、暴風と高潮により甚大な被害が生じた。 暴風は関西空港で最大瞬間風速58
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- 2017年台風27号 フィリピン南部で大きな被害
- 2017年
- 2017年12月22日から24日にかけて、フィリピン南部ミンダナオ島付近を台風27号が通過した。フィリピンには多くの台風が襲来するものの、ミンダナオ島に台風が直撃するのはまれであり、大雨によって各地で地滑りや洪水が発生し、少なくとも230人が死亡し、144人が行方不明となった。特にミンダナオ島にあ
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- 2017年台風21号
- 2017年
- 2017年(平成29年)10月23日3時頃、台風21号が静岡県掛川市付近に上陸した(上陸場所は、当初の「静岡県御前崎市付近」から後日、気象庁により修正発表)。上陸の際、強風域の半径は850kmの「超大型」となり、記録が残る1991年以降では初めて「超大型」での上陸台風となった。上陸後は、静岡県から
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- 2017年台風18号
- 2017年
- 2017年(平成29年)9月9日、マリアナ諸島で発生した台風18号は、発達しながら北上を続け非常に強い勢力で13日に宮古島付近を北上した後、17日11時30分頃、鹿児島県南九州市付近に上陸した。その後は高知県に再上陸し四国を通り、17日夜には兵庫県明石市付近に再上陸、近畿・東海・北陸地方を進んで新
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- ハリケーン「ハービー」米テキサス州上陸
- 2017年
- 現地時間2017年8月25日、大型のハリケーン「ハービー」がメキシコ湾に面したアメリカ南部のテキサス州に上陸し、豪雨による洪水などでテキサス州とルイジアナ州を中心に死者50人超、数万人が避難する大きな被害をもたらした。特に経済的損失が大きく、アメリカの原油生産の拠点であるメキシコ湾岸の油田地帯では
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- 2017年台風5号
- 2017年
- 2017年(平成29年)8月7日15時頃、台風5号が和歌山県北部に上陸した。台風は7月20日21時に南鳥島近海で発生したが、同時に発生していた複数の台風による影響で、日本の南海上を周回、その後小笠原諸島付近で南に転じ、九州の南海上で進路を北東に変える極めて複雑な進路を取り、発生から17日目にして上
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- 平成28年台風10号
- 2016年
- 2016年(平成28年)8月30日、岩手県大船渡市付近に台風10号が上陸、北日本を中心に大きな被害が出た。 台風10号は特異なコースを辿り、八丈島付近で発生した後に日本の南海上を南西に進み、大東島地方付近で反転するかのように北寄りに向きを変え日本の東海上を北上し、8月30日夕方に岩手県大船渡市付近
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- 北海道常呂川・湧別川水害
- 2016年
- 2016年(平成28年)8月20日から21日にかけて、台風11号の通過と前線の影響で、北海道ではオホーツク海側を中心に大雨となり、河川の氾濫による被害が生じた。 日本の東海上で発生した台風11号は本州の東海上を北上し、8月21日23時過ぎに北海道釧路市付近に上陸、その後北海道東部を北寄りに進んで翌
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- 平成27年関東・東北豪雨、鬼怒川決壊
- 2015年
- 2015年(平成27年)9月7日から11日にかけて、台風18号から変わった低気圧の影響で関東・東北地方で、所によって5日間の総雨量が600mmを超える記録的大雨となり大きな被害が発生、「平成27年9月関東・東北豪雨」と命名された。 このうち、10日は朝までに栃木県と茨城県に大雨特別警報が発表され、
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- 平成26年8月豪雨
- 2014年
- 2014年(平成26年)7月30日から8月26日にかけて、西日本から東日本を中心に広い範囲で大雨により大きな被害が発生し、気象庁はこの一連の大雨災害を「平成26年8月豪雨」と命名した。 このうち、7月30日から8月11日にかけては、台風11号・12号の接近や台風周辺の湿った空気および前線の影響で大
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- 長野県南木曽町土石流災害
- 2014年
- 2014年(平成26年)7月9日17時40分頃、長野県南木曽町で土石流が発生した。これは、台風8号と梅雨前線に伴う局地的な大雨によるもので、南木曽町では1時間雨量70mmを観測し、町の中心部では土石流が発生して中学生が死亡した。 また、鉄橋が流されたJR中央本線は1カ月近く一部区間で運転見合わせと
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- 台風30号 フィリピンで大きな被害
- 2013年
- 2013年11月8日から9日にかけて、台風30号(ハイエン)がフィリピン中部を横断し、暴風や高潮などにより甚大な被害が生じた。 11月4日に南太平洋のトラック諸島近海で発生した台風30号は、急速に発達し、8日には中心気圧895hPa、最大瞬間風速90m/sの猛烈な勢力となってフィリピン中部に接近し
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- 平成25年台風26号・伊豆大島土砂災害
- 2013年
- 2013年(平成25年)10月16日未明から明け方にかけて、大型で強い勢力の台風26号が伊豆諸島から房総半島沖を通過した。 台風の発達した雨雲がかかった伊豆大島では、1時間雨量122.5mm、24時間雨量824mmの記録的な大雨を観測し、島の最大の集落である元町集落周辺で土石流が発生、大島町だけで
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- 平成25年台風18号・初の特別警報発表
- 2013年
- 2013年(平成25年)9月15日から16日にかけて大型の台風18号が東日本・北日本を通過した。台風18号は、9月16日8時前に暴風域を伴って愛知県豊橋市付近に上陸し、速度を上げて東海、関東甲信、東北地方を北東に進み、同日21時に北海道の東で温帯低気圧に変わった。 台風の接近・通過に伴い台風周辺の
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- 平成23年台風15号
- 2011年
- 2011年(平成23年)9月21日14時頃、台風15号が強い勢力で静岡県浜松市付近に上陸し、夕方から夜遅くにかけて関東・東北地方を進み、太平洋へ抜けた。 台風が南大東島近海で停滞し、本州への湿った空気の流れ込みが長時間続いたこととと、台風が上陸後も強い勢力を保ったことにより、西日本から北日本のかけ
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- 平成23年台風12号・紀伊半島豪雨
- 2011年
- 2011年(平成23年)9月3日10時頃、大型の台風12号が高知県東部に上陸し、丸一日かけて四国地方と中国地方を北上して日本海へ抜けた。暴風域はなかったが、強風域が直径1,000km以上と大型の台風であったことと台風の動きが遅かったことから、台風周辺では長時間にわたって大雨となった。 特に台風に向
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- 平成21年台風9号・兵庫県佐用町で豪雨災害
- 2009年
- 2009年(平成21年)8月9日、日本列島に接近していた台風9号からの湿った空気の流れ込みに伴い、兵庫県佐用町で豪雨災害が発生、死者・行方不明者20人、家屋被害1,700棟以上の大きな被害となった。兵庫県佐用町では1時間87㎜、24時間327㎜の記録的大雨となり、町内各所で河川の氾濫が相次いだ。
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- サイクロン・シドル
- 2007年
- 2007年11月15日18時30分頃(現地時間)、バングラデシュ南部にサイクロン「シドル」が上陸した。最大風速は69m/sに達し、同国を襲ったサイクロンとしては観測史上最大級となった。 上陸したサイクロンはバングラデシュ国内を北東方向へ縦断し、翌16日には消滅したが、高潮などによる浸水被害が発生し
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- 南関東局地豪雨
- 2005年
- 2005年(平成17年)9月4日から翌5日にかけて、東京都23区西部を中心に「南関東局地豪雨」や「杉並豪雨」とも呼ばれる局地的な豪雨が発生した。 西日本通過中の台風14号により、関東地方でも大気の状態が不安定となり、神田川とその支流流域で4日夜から翌5日未明にかけて局地的豪雨となった。杉並区下井草
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- 平成16年台風23号
- 2004年
- 2004年(平成16年)10月20日、台風23号が西日本・東日本を縦断し、死者・行方不明者98人、浸水家屋が50,000棟を上回る甚大な被害をもたらし、平成期では最悪の台風災害の1つとなった。 この年は、上陸した台風が10個と観測史上最多であったが、この台風はその最後となる10個目として12時頃に
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- 平成16年台風22号
- 2004年
- 2004年(平成16年)10月9日16時00分頃、台風22号が伊豆半島に上陸し、関東地方を縦断した。フィリピンの東海上で発生した台風22号は、発達しながら速度を上げて伊豆半島から関東地方を通過した。 石廊崎で最大瞬間風速67.6m/sを観測するなど台風周辺では猛烈な風が吹き、横浜市では突風により駐
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- 平成16年台風21号
- 2004年
- 2004年(平成16年)9月25日から30日にかけて台風21号が日本列島を縦断した。 9月21日にグアム島の西南西の海上で発生した台風は発達しながら北上し、沖縄本島と宮古島の間を通過、東シナ海で進路を東寄りに変えて29日8時30分頃、鹿児島県串木野市(現在のいちき串木野市)付近に上陸した。台風はそ
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- 平成16年台風18号
- 2004年
- 2004年(平成16年)9月7日9時30分頃、大型で非常に強い台風18号が長崎県長崎市付近に上陸。九州北部を縦断した後に、日本海海上を暴風域を伴ったまま北上し、北海道の西海上に達した。 広島で最大瞬間風速60.2m/s、札幌でも50.2m/sなど、各地でこれまでの記録を更新する最大瞬間風速50m/
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- 平成16年台風16号
- 2004年
- 2004年(平成16年)8月27日から31日にかけて台風16号が西日本と北海道を縦断した。8月19日にマーシャル諸島近海で発生した台風19号は、日本の南の海上を北西に進んだ後、大型で強い勢力で8月30日10時前に鹿児島県串木野市付近に上陸した。その後、台風は九州と中国地方を縦断、日本海を北東に進ん
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- 平成16年台風15号
- 2004年
- 2004年(平成16年)8月20日6時過ぎ、台風15号が青森県津軽半島に上陸した。東シナ海から勢力を維持したまま九州の西海上を通過し日本海を北上した台風が前線を刺激したため、四国地方では期間降水量600mmに達したほか、九州地方でも激しい雨となった。東北、北海道地方でも期間降水量が最大300mmに
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- 平成16年台風6号
- 2004年
- 2004年(平成16年)6月21日、台風6号が四国地方から近畿地方を縦断した。台風6号は強い勢力で21日9時30分頃、高知県室戸市付近に上陸し四国地方を北上、さらに13時過ぎには兵庫県明石市付近に再上陸し近畿地方を縦断した後、日本海へ抜け翌22日に温帯低気圧に変わった。 総雨量は紀伊半島や四国で4
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- 平成15年台風14号
- 2003年
- 2003年(平成15年)9月10日から14日にかけて台風14号が日本列島に接近した。 マリアナ諸島で発生した台風14号は発達しながら北西に進み、中心気圧910hPa、最大瞬間風速55m/sの猛烈な強さとなって11日明け方に宮古島付近を通過し、その後は東シナ海から日本海へ進んだ。 宮古島は過去にも度
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- 平成15年台風10号
- 2003年
- 2003年(平成15年)8月8日22時頃、台風10号が強い勢力を保ったまま高知県室戸岬付近に上陸し、9日朝には兵庫県西宮市付近に再上陸した。台風の影響で、高知県と徳島県では期間降水量が600mmを超える大雨となるなど、九州から北海道までの広い範囲で大雨となった。また上陸地点の室戸岬では、最大瞬間風
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- 東海豪雨
- 2000年
- 2000年(平成12年)9月11日、日本の南から沖縄方面に向かっていた台風14号に刺激され、本州付近に停滞していた秋雨前線の活動が活発化したことから東海地方で大雨となった。 特に名古屋市では、11日の日降水量が428mmを観測し、これは平年の9月1カ月分の2倍に達する記録的な大雨となり、名古屋市周
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- 平成11年台風18号
- 1999年
- 1999年(平成11年)9月24日、台風18号が強い勢力で熊本県北部に上陸、九州北部から中国地方西部を通過した。九州北部から中国地方瀬戸内海沿岸では著しい高潮が発生し、熊本県不知火町では12人が死亡したほか、山口宇部空港が高潮で水没した。 また、愛知県豊橋市では竜巻による被害も大きく、全国では死者
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- 平成8年台風12号
- 1996年
- 1996年(平成8年)8月14日10時過ぎ、台風12号が熊本市付近に上陸、15日にかけて断続的に再上陸を繰り返しながら日本列島を縦断し、西日本を中心に各地に被害をもたらし16日に温帯低気圧に変わった。 鹿児島市で最大瞬間風速58.5m/sを観測するなど西日本各地で猛烈な風が吹き荒れたほか、満潮と台
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- 平成3年台風19号
- 1991年
- 1991年(平成3年)9月27日16時過ぎ、中心付近の最大風速50m/sの非常に強い勢力の台風19号が、長崎県佐世保市の南に上陸した。台風はその後、早い速度で日本海を北上、北海道渡島半島に再上陸した。 台風が勢力を保ったまま北上したため、全国的に暴風や高潮による被害が発生した。青森県では、収穫間近
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- 平成2年台風28号
- 1990年
- 1990年(平成2年)11月30日14時頃、台風28号が和歌山県白浜町の南に上陸し、本州を縦断した。台風の上陸日時としては、記録が残る1951年(昭和26年)以降では最も遅い記録であり、それまでの最晩記録であった1967年(昭和42)年の台風34号(10月28日3時半頃愛知県南部に上陸)よりも1カ
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- 平成2年台風19号と秋雨前線
- 1990年
- 1990年(平成2年)9月19日20時過ぎ、台風19号が強い勢力で和歌山県白浜町付近に上陸した。台風はその後、東海・北陸・東北地方を進み、三陸沖で温帯低気圧に変わった。 台風の接近前から本州付近に停滞していた前線の影響で大雨となり、9月11日から20日までの10日間の降水量は四国や紀伊半島で1,0
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- 昭和62年台風19号
- 1987年
- 1987年(昭和62年)10月16日夜遅く、台風19号が高知県の室戸岬付近に上陸した。上陸した台風は四国の東部を北北東に進んだ後、瀬戸内海へ出て兵庫県明石市付近に再上陸、近畿・北陸地方を通過し日本海から北日本へと進んだ。 台風の通過に伴い、鳥取県では24時間降水量が580mmに達する記録的な大雨と
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- 昭和61年台風10号
- 1986年
- 1986年(昭和61年)8月5日から6日にかけて、台風10号から変わった温帯低気圧が房総半島を通過した。低気圧の動きがゆっくりだったことから、湿った空気が長時間にわたって流れ込み続け、茨城県、栃木県、福島県、宮城県を中心に2日間の降水量が所によって400mmを超える記録的な大雨となり、各地で河川の
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- 昭和58年台風10号と秋雨前線
- 1983年
- 1983年(昭和58年)9月24日から28日にかけて、台風10号が西日本に接近した。台風は南西諸島から東シナ海を北上し、28日10時頃に長崎市付近に上陸した。その後、台風は九州地方を横断し、高知県宿毛市付近に再上陸して温帯低気圧に変わった。 台風の接近に伴い、西日本付近に停滞していた秋雨前線の活動
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- 昭和54年台風20号
- 1979年
- 1979年(昭和54年)10月18日から20日にかけて台風20号が日本列島を縦断し、大きな被害をもたらした。 10月6日にトラック島の南東海上で発生した台風20号は、12日には世界の観測史上最低気圧となる870hPaを記録するなど猛烈に発達した。その後は北上しながら非常に強い勢力で19日朝、和歌山
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- 沖永良部台風
- 1977年
- 1977年(昭和52年)9月9日23時頃、後に「沖永良部台風」と命名された台風9号が沖縄の南海上を北上し、鹿児島県の沖永良部島を通過、その後は東シナ海から中国大陸へ進んだ。 沖永良部島では国内観測史上1位となる最低気圧907.3hPaを観測し、最大瞬間風速は60.4m/sを観測、暴風によって島の半
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- 昭和51年台風17号
- 1976年
- 1976年(昭和51年)9月8日から14日にかけて、台風17号と前線の影響で全国的に大雨による大きな被害が発生した。9月4日にトラック諸島の北西海上で発生した台風17号は、日本の南海上を北西に進んだ後、10日から12日にかけて九州の南西海上でほとんど停滞した。その後、台風は北上を始めて13日1時4
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- 昭和49年台風18号と秋雨前線
- 1974年
- 1974年(昭和49年)9月8日から9日にかけて、台風18号が九州から四国地方を進んだ。大東島地方近海で発生した台風18号は、9月8日午後に鹿児島県枕崎市付近に上陸し、九州南部を横断し翌9日には豊後水道から愛媛県宇和島市付近に再上陸して四国を東寄りに進んだ。 大分県と愛媛県を中心に河川の増水や浸水
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- 七夕豪雨
- 1974年
- 1974年(昭和49年)7月7日、台風8号の刺激を受けて梅雨前線が活発化、「七夕豪雨」と呼ばれる大雨になり、27人が死亡、浸水・損壊家屋は26,000棟以上にのぼった。 特に静岡県で大雨となり、静岡市では8日9時までの24時間雨量が史上最大の508mmに達し、市内を流れる巴川や安倍川などが氾濫した
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- ボーラ・サイクロン上陸
- 1970年
- 1970年11月12日夜、バングラデシュ(当時の東パキスタン)のベンガル湾沿岸にサイクロン・ボーラが上陸した。満潮時刻と重なったことから、低湿な沿岸部は高潮に襲われ甚大な被害となった。被害の全容は今なお不明確ながら、死者は500,000人以上とも言われ、記録が残る中では最悪のサイクロン被害とされて
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- 昭和45年台風10号(土佐湾台風)
- 1970年
- 1970年(昭和45年)8月21日8時過ぎ、台風10号が高知県佐賀町(現在の黒潮町)に上陸、四国地方を北上した後、12時頃に広島県呉市付近に再上陸して中国地方を進み日本海へ抜けた。 高知市では観測史上1位となる最大瞬間風速54.3m/sを観測したほか、台風の通過と満潮が重なったことから、土佐湾沿岸
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- 第3宮古島台風
- 1968年
- 1968年(昭和43年)9月22日から25日にかけて、後に「第3宮古島台風」と命名された台風16号が南西諸島から九州地方に接近した。 9月18日に沖ノ鳥島の南南東の海上で発生した台風は発達しながら北上し、22日夜半頃宮古島付近を通過、その後は南西諸島沿いを北上して24日23時過ぎに鹿児島県串木野市
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- 山梨・足和田土石流災害
- 1966年
- 1966年(昭和41年)9月25日、同じ日に24号と26号の2つの台風が上陸し、記録的な大雨となった山梨県足和田村(現在の富士河口湖町)で土石流が発生した。土石流は西湖湖畔の2つの集落を襲い、両集落とも壊滅状態、死者・行方不明者94人を出す大惨事になった。 被災した2つの集落は、後に集落ごと近くに
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- 第2宮古島台風
- 1966年
- 1966年(昭和41年)9月5日、「第2宮古島台風」と命名された台風18号が宮古島を通過した。8月31日にグアム島の西の海上で発生した台風は、発達しながら北西へ進み、9月5日9時頃、宮古島に最も接近した。 宮古島付近を台風がゆっくり進んだことと台風の発達のピークが重なったため、宮古島では長時間にわ
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- 昭和40年台風23・24・25号
- 1965年
- 1965年(昭和40年)9月10日から18日にかけて、日本列島に台風23号・24号・25号の3つの台風が相次いで接近・上陸し、全国的に暴風・大雨による大きな被害が発生した。 9月6日に沖ノ鳥島の東海上で発生した台風23号は、強い勢力で10日8時頃に高知県安芸市付近に上陸後、近畿地方を縦断、日本海を
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- 昭和39年台風20号
- 1964年
- 1964年(昭和39年)9月24日から25日にかけて、台風20号が鹿児島県に上陸後、九州・中国・四国・近畿・北陸・東北地方を縦断して三陸沖に抜けた。 台風の速度が速く、上陸時も950hPa台の強い勢力を保っていたことから、台風の進路の東側に当たった兵庫県西宮市や相生市では高潮によって住宅が浸水被害
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- 昭和38年梅雨前線と台風2号
- 1963年
- 1963年(昭和38年)6月2日から4日にかけて、日本の南の海上を北東へ進んだ台風2号により前線の活動が活発となり、各地で大雨となった。 このうち、富山県では小矢部川が破堤し、2人が死亡、1,000棟以上が浸水した。また、兵庫県では南部を中心に局地的に1時間に40mmを超える激しい雨が降り、加古川
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- 第2室戸台風
- 1961年
- 1961年(昭和36年)9月16日9時過ぎ、後に「第二室戸台風」と命名される台風18号が高知県室戸岬の西方に上陸した。上陸時の中心気圧925hPaは、記録の残る1951年(昭和26年)以降に日本列島に上陸した台風の中で最も低い記録となっている。 上陸後の台風は、四国東部から瀬戸内海を通り、同日13
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- 昭和36年梅雨前線豪雨
- 1961年
- 1961年(昭和36年)6月下旬から7月上旬にかけて、死者・行方不明者357人、浸水家屋400,000棟以上の大きな被害をもたらした「昭和36年梅雨前線豪雨」が発生した。 台風や熱帯低気圧に刺激され活発化した梅雨前線の影響で広い範囲で大雨となったもので、特に、長野県の伊那谷を中心とした天竜川流域で
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- 伊勢湾台風
- 1959年
- 1959年(昭和34年)9月26日18時頃、後に「伊勢湾台風」と呼ばれる台風15号が和歌山県潮岬の西に上陸した。上陸後もあまり勢力が衰えず、早い速度で本州を縦断したため広い範囲で暴風が吹き、名古屋市では最大瞬間風速45.7m/sを観測した。 台風の進行方向東側に当たった伊勢湾岸では高潮により広範囲
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- 宮古島台風
- 1959年
- 1959年(昭和34年)9月15日、後に「宮古島台風」と呼ばれるようになった台風14号が沖縄県(当時はアメリカ施政下)の宮古島を通過した。 9月12日にグアム島付近で発生した台風は、15日夜に非常に強い勢力で宮古島を通過し、その後東シナ海から対馬海峡を通過して日本海に進んだ。この台風の通過時に宮古
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- 昭和34年台風7号
- 1959年
- 1959年(昭和34年)8月14日6時30分頃、台風7号が駿河湾から富士川河口付近に上陸。中部地方の静岡、山梨、長野、新潟の各県を縦断し、同日10時頃には新潟県上越市を通過して日本海に入り、翌15日に熱帯低気圧に変わった。山間部で800mmに達する大雨が降ったのに加え、早い速度で縦断したため強い風
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- 京都市8.13水害
- 1959年
- 1959年(昭和34年)8月13日夕方から14日にかけて、台風7号と前線の影響で京都府内は大雨に見舞われた。期間降水量は花背(京都市左京区)で500mmを超え、京都市、宇治市、福知山市などで各地で河川の氾濫が相次いだ。 特に京都市では、淀川の支流である西高瀬川の氾濫や桂川の逆流により市内中心部も広
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- 狩野川台風
- 1958年
- 1958年(昭和33年)9月26日21時頃、後に「狩野川台風」と命名される台風22号が伊豆半島南端をかすめ、翌27日0時頃に神奈川県三浦半島に上陸、東日本・北日本を北上した。 前線の北上により東海・関東地方で大雨となり、伊豆半島の静岡県湯ヶ島では年間降水量のおよそ3分の2となる24時間降水量694
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- 台風3号、鹿児島県大隅半島上陸
- 1956年
- 1956年(昭和31年)4月25日7時30分頃、台風3号が鹿児島県大隅半島南部に上陸した。4月16日に日本のはるか南のカロリン諸島で発生した台風3号は、西寄りに進んでフィリピン・ルソン島に上陸後、南シナ海で進路を北寄りに変え、南西諸島沿いに北上し、鹿児島県に上陸している。 これが台風の統計資料が残
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- 洞爺丸台風
- 1954年
- 1954年(昭和29年)9月26日2時、後に「洞爺丸台風」呼ばれる台風15号が鹿児島県大隅半島に上陸した。台風は九州を縦断後に日本海へ進み、時速100kmの猛スピードで発達しながら北上した。 この台風に伴う暴風や波浪で青函連絡船は5隻が遭難、うち「洞爺丸」(乗員乗客1,314人)は函館港内で転覆・
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- 昭和28年台風13号
- 1953年
- 1953年(昭和28年)9月25日から26日にかけて台風13号が東日本を縦断した。9月18日にグアム島の南東海上で発生した台風18号は発達しながら北上し、25日夕方に志摩半島を通過、18時30分頃に愛知県知多半島に上陸した。その後、台風は東海・甲信・北陸地方を通って翌26日朝に三陸沖へ抜けた。 台
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- ダイナ台風
- 1952年
- 1952年(昭和27年)6月22日から24日にかけて、ダイナ台風が南西諸島、紀伊半島から東海・関東地方を通過し、大きな被害を生じた。 6月20日にフィリピンの東海上で発生したダイナ台風は、北上し東寄りに向きを変えながら22日に南西諸島を通過し、23日には四国沖を進み同日20時頃に紀伊半島南部に上陸
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- ルース台風
- 1951年
- 1951年(昭和26年)10月14日19時頃、鹿児島県串木野市付近に上陸した台風は、速い速度で九州を縦断して山陰地方に抜け、日本海から北陸、東北地方に至った。 早い速度であったために各地で暴風により被害が発生し、また上陸時に前線を伴っていたため大雨となった。九州通過後、周防灘を通過して再上陸した山
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- キジア台風
- 1950年
- 1950年(昭和25年)9月13日昼過ぎ、キジア台風が鹿児島県大隅半島に上陸、九州を縦断して日本海を北上し、西日本を中心に被害を生じた。 西日本一帯は9月上旬にジェーン台風により既に大きな被害を受けており、加えてこのキジア台風が通過したため、被害がさらに大きくなった。特に山口、愛媛、大分の各県では
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- ジェーン台風
- 1950年
- 1950年(昭和25年)9月3日10時頃、ジェーン台風が高知県室戸岬沖を通過し、徳島県日和佐町(現在の美波町)付近に上陸した。その後、台風は紀伊水道から淡路島を経由して神戸市へ抜ける進路を取り、近畿地方を中心に死者・行方不明者539人、負傷者26,062人の大きな被害をもたらした。 強風によって高
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- キティ台風
- 1949年
- 1949年(昭和24年)8月31日、伊豆諸島を北上したキティ台風が19時頃に神奈川県小田原市の西に上陸し、関東地方を縦断、日本海へ抜けた。 河川氾濫や高潮により関東地方を中心に死者・行方不明者160人、被災家屋160,000棟以上の甚大な被害となった。 台風の通過が満潮と重なったため、横浜港では潮
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- ジュディス台風
- 1949年
- 1949年(昭和24年)8月15日20時頃、ジュディス台風が鹿児島県志布志湾付近に上陸し、九州南部を北上し八代海から九州西岸を対馬海峡へ進んだ。この台風は対馬西部で停滞したことから、佐賀県内を中心に大雨による被害が発生した。 被害者は死者・行方不明者合せて179人、負傷者213人に上り、被災家屋は
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- デラ台風
- 1949年
- 1949年(昭和24年)6月20日23時過ぎ、南西諸島に沿って北上を続けていたデラ台風が鹿児島市に上陸し、翌21日にかけて九州を縦断した。 台風接近前から梅雨前線の活動が活発となり、西日本を中心に大雨となっていたが、大きな被害としては台風の通過に伴う多くの海難事故があり、宇和海では多数の漁船が遭難
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- アイオン台風
- 1948年
- 1948年(昭和23年)9月16日から17日にかけて、アイオン台風が東日本・北日本を通過し、死者・行方不明者838人、浸水・損壊家屋130,000棟を超える甚大な被害が発生した。 アイオン台風は、9月16日に伊豆半島南部をかすめて伊豆大島を通過し、房総半島に上陸した。その後は太平洋に抜けて三陸沖を
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- カスリーン台風
- 1947年
- 1947年(昭和22年)9月15日、カスリーン台風が関東地方に接近、房総半島をかすめて三陸沖に進んだ。台風に刺激されて日本付近に停滞していた前線の活動が活発となり、関東・東北地方で記録的豪雨となった。 関東地方では利根川と荒川で堤防が決壊、特に利根川では、埼玉県加須市付近での決壊による氾濫流が元の
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- 阿久根台風
- 1945年
- 1945年(昭和20年)10月10日午後、阿久根台風が鹿児島県阿久根市付近に上陸、中国地方から日本海を経て東北北部に達した。 同年9月の枕崎台風とほぼ同じ経路を辿り、兵庫県で浸水被害などにより200人以上が死亡するなど、全国で351人が死亡もしくは行方不明となった。
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- 枕崎台風
- 1945年
- 1945年(昭和20年)9月17日14時頃、後に「枕崎台風」と呼ばれる台風16号が鹿児島県枕崎市付近に上陸し、日本列島を縦断した。枕崎で最低気圧916.1hPa、宮崎県細島で最大瞬間風速75.5m/sを観測するなど勢力が強く、各地で大きな被害となった。 とりわけ、8月6日に原爆が投下されて間もない
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- 室戸台風
- 1934年
- 1934年(昭和9年)9月21日朝、台風が高知県室戸岬に上陸。上陸時の中心気圧911hpaは、現在でも観測史上最低とされており、これらに因み室戸台風と命名された。台風は四国への上陸後、近畿から北陸地方に達した。 特に大阪府では、強風による建物への被害と、大雨や高潮による浸水が同時に発生し、台風の通
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- 大正6年の暴風雨
- 1917年
- 1917年(大正6年)10月1日未明、未明に静岡県浜松市付近に上陸した台風が関東地方の西縁を通過し、東京湾に甚大な高潮被害をもたらした。 この台風の特徴としては、上陸した浜松市で982hPa、最大風速20m/sだったものが、東京都心では952hPa、最大風速43m/sを記録するなど上陸後に台風が発
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- 明治43年の大水害
- 1910年
- 1910年(明治43年)8月から9月にかけて、長引く梅雨前線の停滞と2つの台風の接近により関東地方は大雨に見舞われた。 特に利根川と荒川では堤防が至る所で決壊し、埼玉・千葉両県の平野部が広く浸水、東京でも隅田川が決壊し、本所(墨田区)一帯が浸水した。この洪水で、関東地方を中心に死者679人、浸水家
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- 明治40年大水害(富士川豪雨)
- 1907年
- 1907年(明治40年)8月22日から28日にかけて、台風の接近に伴い、山梨県内では洪水や土砂災害が相次ぎ、「明治40年大水害」と呼ばれる有史以来最大規模とされる被害となった。この水害で、山梨県内で233人が死亡し、浸水・損壊家屋は25,000棟以上に達している。 この期間の降水量は南部町で469
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- 愛媛・別子大水害
- 1899年
- 1899年(明治32年)8月28日、愛媛県の別子銅山では、台風の接近により325mmの日降水量を記録した。この大雨により20時過ぎに土石流が発生した。この土石流が採鉱・製錬の中心であった旧別子地区の住宅や鉱山施設を襲い、建物が崩壊、流出した。 薪炭材にするための樹木の切り倒しや鉱山による煙害の影響
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- 琵琶湖・明治29年の大洪水
- 1896年
- 1896年(明治29年)9月3日から12日にかけて、記録的な大雨により琵琶湖周辺で「明治29年の大洪水」と呼ばれる大きな洪水が発生した。 日本列島に停滞する前線と日本の南海上にあった台風の影響で、滋賀県内では9月3日から12日にかけて所によって1,000mmを超える降水量を観測し、特に7日には彦根
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- 明治26年台風
- 1893年
- 1893年(明治26年)10月14日、台風が九州から四国の南岸を通過した。特に岡山県では県内を流れる三大河川(吉井川、旭川、高梁川)の流域で土砂崩れや河川氾濫が相次ぎ、県内全域で死者415人、浸水・損壊家屋は60,000棟以上にのぼった。 とりわけ高梁川流域では、上流の高梁市成羽町で山崩れで20人
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- 安政の台風
- 1856年
- 安政3年8月25日(1856年9月23日)、「安政3年の大風災」と呼ばれる大きな風水害が発生した。これは、江戸のすぐ近くを強い勢力の台風が通過したことによって、江戸の街一帯が暴風と高潮の被害を受けたことによるものである。 また、暴風雨に加えて火災が発生したことも被害を大きくし、この台風による死者は
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- シーボルト台風
- 1828年
- 文政11年8月9日(1828年9月17日)2時00分頃、台風が長崎県西彼杵半島に上陸し、翌日にかけて九州北部から中国地方へ縦断し、各地に被害をもたらした。上陸時の推定中心気圧は900hpa近くに達し、過去300年で最強の台風とする研究もある。 当時の記録によれば、九州北部の死者だけで約20,000