平成8年台風12号(1996年)
1996年(平成8年)8月14日10時過ぎ、台風12号が熊本市付近に上陸、15日にかけて断続的に再上陸を繰り返しながら日本列島を縦断し、西日本を中心に各地に被害をもたらし16日に温帯低気圧に変わった。
鹿児島市で最大瞬間風速58.5m/sを観測するなど西日本各地で猛烈な風が吹き荒れたほか、満潮と台風の接近が重なった瀬戸内海の東部では岡山県玉野市で186cmの潮位を観測し、高潮による浸水被害が発生した。
この台風で5人が死亡、85人が負傷したほか、2,000棟近くの家屋が被害を受けた。