チリ地震津波(2010年)
河北新報 2010年3月1日 提供:河北新報社
2010年(平成22年)2月28日、前日の南米チリでのマグニチュード8.8の巨大地震に伴い発生した津波が太平洋を越えて日本列島に到達した。気象庁は28日9時33分に青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県沿岸に大津波警報、このほか太平洋沿岸を中心に広い範囲に津波警報・注意報を発表した。
高知県須崎港の1m28cmをはじめ各地で1m前後の津波が観測され、沿岸部の鉄道路線が軒並み運転を見合わせたが、死傷者多数だった1960年のチリ地震津波に比べ被害は大幅に少なかった。