山形県沖の地震

 2019年(令和元年)6月18日22時22分頃、山形県沖を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱を観測した。山形県で震度6弱以上の揺れを観測したのは観測史上初であった。今回の地震の震源を含む東北地方の日本海沿岸から新潟県沖にかけては、これまでにもマグニチュード7級の地震が繰り返し発生している。

 この地震により、山形県を中心に43人が負傷し、家屋損壊も1,500棟を超えたほか、山形・新潟の両県で9,000軒以上が停電するなどの被害が生じた。

 また、この地震に伴い、気象庁は山形県と新潟県および石川県能登の沿岸に津波注意報を発表し、山形県鶴岡市鼠ケ関では最大で11cmの津波を観測した。津波の第一波は早いところでは地震発生後わずか5分で到達しており、迅速な避難行動が求められるところであるが、地震発生が夜間であったことに加えて停電も発生したことから、暗闇の中の避難を余儀なくされた人もいたことや、避難手段に車が使われたことで渋滞が発生したことなどの課題も出た。

参考資料

災害カレンダー

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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