宮城県沖地震(1978年)
河北新報 昭和53年(1978年)6月13日(火曜日)朝刊 提供:河北新報社
1978年(昭和53年)6月12日17時14分頃、マグニチュード7.4の宮城県沖地震が発生し、宮城、岩手、山形、福島の各県で震度5を観測した。津波は最大で数十cm程度であったが、地震の揺れによる被害が大きく、28人が死亡、10,962人が負傷し、130,000棟以上の家屋が被災した。
特に仙台市で被害が大きく、死者の多くが倒壊したブロック塀での下敷きになったことやライフラインの復旧が遅れたことなど、都市型の地震災害を強く意識させる契機となった。耐震基準が変更された1981年(昭和56年)の建築基準法改正にもつながっている。