イタリア・メッシーナ地震(1908年)
1908年12月28日、イタリア南部のシチリア島近くのメッシーナ海峡付近を震源とするマグニチュード7.1のメッシーナ地震が発生し、約82,000人が死亡した。これは20世紀以降にヨーロッパで発生した地震としては最大の死者を出したものであり、死者数は100,000人以上とする説もある。
メッシーナ海峡に面したイタリア本土側のレッジョカラブリアと、対岸のシチリア島にあるメッシーナの両都市は壊滅状態となり、地震の揺れによる家屋の倒壊に加え、沿岸部には高さ数mの津波が押し寄せ、被害を大きくした。
参考資料
- 国立天文台『理科年表 平成28年』(丸善出版)