福岡・朝倉の水害(江戸時代)

 江戸時代中期の享保5年6月21日(1720年7月26日)に、福岡県の筑後川流域で大雨による洪水や土砂災害が発生した。筑紫平野の南縁に連なる耳納山地では山津波が発生し、洪水と合わせて61人が死亡、家屋の流失211戸という記録が残っている。

 また、この水害で山崩れや橋が流されるなどの被害を受けた現在の福岡県朝倉市にある地名が古文書に記載されており、「平成29年(2017年)7月九州北部豪雨」で河川の氾濫や土石流などで大きな被害を受けた地域とも一致することから、過去の水害の伝承という観点から注目を集めている。

災害カレンダー

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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