秋田県大雨災害、雄物川氾濫(2017年)
2017年(平成29年)7月21日から23日にかけて、北海道から東北地方へ南下した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となった影響で、北日本を中心に大雨となった。
秋田県では、所によって、降りはじめからの雨量が平年の7月の降水量の1.5倍を超える記録的な大雨となり、大仙市の雄物川上流では、複数箇所で氾濫が発生、広範囲で浸水し、負傷者1人、浸水・損壊家屋600棟以上の被害となった。
この大雨では、雄物川流域の大仙市、仙北市や下流の秋田市の広い範囲に避難指示(緊急)や避難勧告が発令されたが、秋田地方気象台から流域の市町村に向けて的確な情報伝達が行われ、早い段階での住民避難により、人的被害は最小限に留められた。