平成16年7月福井豪雨(2004年)
福井県福井市足羽川の堤防決壊状況:活発な梅雨前線が北陸地方をゆっくり南下したのに伴い、17日夜から18日にかけて、北陸地方と岐阜県で大雨となりました。特に、18日朝から昼前にかけて福井県で非常に激しい雨が降り、美山町では総降水量が285ミリに達し、7月の月間雨量平年値(236.7ミリ)を上回る等、局地的に非常に激しい雨に見舞われました。足羽川では堤防が決壊するなどし、福井市街でも甚大な被害となりました。福井観測所(気象台)日降雨量197.5ミリは観測開始後2番目、時間最大降雨量75ミリは観測開始後最大の降雨であり、今回の降雨は足羽川流域において未曾有の降雨でした。被害状況は、死者・行方不明者5人、浸水家屋13,625戸となりました。
提供:国土交通省 近畿地方整備局
2004年(平成16年)7月18日、平成16年7月福井豪雨が発生した。7月13日に新潟県・福島県で豪雨を降らせた梅雨前線が福井県で再び活発化し、美山町(現在の福井市)では半日足らずで300mm近い記録的な雨量を観測した。
足羽川などが氾濫した福井市内では浸水被害により都市機能が麻痺状態となったほか、橋梁が流失したJR越美北線は全線復旧までに3年を要した。この水害による被害は、死者・行方不明者5人、負傷者19人、家屋浸水13,000棟以上にのぼった。