山形・酒田大火(1976年)
1976年(昭和51年)10月29日、山形県酒田市で酒田大火が発生した。17時40分頃、繁華街の映画館で発生した火災は、発達した低気圧による西寄りの強風も加わり市街地に延焼し、地上6階建ての大沼デパートも焼失した。翌30日になって、みぞれ混じりの雨によって火勢が弱まり30日5時に鎮火した。この火災で、1人が死亡、1,003人が負傷し、焼損家屋は1,774棟に及んだ。
復興にあたり、商店街はアーケードに代わって、商店の2階部分を通りにせり出してアーケード代わりとするセットバック方式が採用され、これに加えて緑地帯も整備する独特の形態となった。