インドネシア・タンボラ火山大噴火(1815年)
1815年4月10日、インドネシア・スンバワ島にあるタンボラ火山で大噴火が発生した。記録の残る中では人類史上最大の噴火と言われており、爆発音は1800km離れた場所でも聞こえ、大量の噴出物で周辺は昼も闇に覆われたとされる。
噴火で発生した火砕流が25km離れた村を襲い集落ごと消滅するなど噴火による直接の死者が10,000人にのぼったが、噴火によって耕地も壊滅状態となったことから、餓死者や疫病による死者も加わって、全体の死者は100,000人前後に達したと言われている。