大阪府北部の地震

 2018年(平成30年)6月18日7時58分頃、大阪府北部を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生し、大阪府の大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱を観測したほか、西日本・東日本の広い範囲で揺れを感じた。大阪府内で震度6弱以上の揺れを観測するのは記録が残る1923年(大正12年)以来初めてのことだった。

 この地震で、大阪府内で6人の死亡が確認されたほか、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、三重、徳島の7府県で400人以上が負傷し、家屋損壊は60,000棟以上にのぼった。また、地震の発生がちょうど朝の通勤時間帯であったことから、走行中の列車内に閉じ込められた利用客が多数いたことに加え、運転再開が当初の案内より大幅に遅くなり、夜にかけて帰宅困難者が溢れるなどの課題もあった。

 大阪府で死亡した6人のうち、大阪市と高槻市で合わせて2人が崩れ落ちてきたブロック塀の下敷きとなったことから、高槻市では市立学校や市営施設のブロック塀をすべて撤去し、今後設置しない方針とした。また、全国的に学校など公共施設を中心にブロック塀の安全点検が進められた。

参考資料

災害カレンダー

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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