7.11水害(1995年)
妙高市月岡上空 関川の堤防が欠壊し、溢れ出た濁流に多くの建物や田畑が呑み込まれました:梅雨前線が停滞し、南から湿った空気が流入したため、前線の活動が活発となり、11日から関川流域には強い雨が降り続き、関川高田水位観測所の水位は、はん濫危険水位を上回る水位となりました。関川上流部妙高市月岡地先では堤防が欠壊するなどの被害が発生し、関川支川保倉川及び保倉川支川重川では越水(溢水)が発生し沿川住民が避難しました。行方不明者1名、全半壊70戸、半壊床上床下浸水4,787戸、浸水面積2,217ha。
提供:国土交通省 北陸地方整備局
1995年(平成7年)7月11日、長野県北部と新潟県上越地方で「7.11水害」が発生した。2日間で400mm前後の大雨となり、関川と姫川流域で斜面崩壊や土石流、河川氾濫などが相次いだ。
この大雨で6人が死傷、家屋の浸水は6,000棟以上に及んだ。JR大糸線は、南小谷~小滝駅間で2年あまり不通が続いた。