昭和38年梅雨前線と台風2号

加古川二次支川多田川氾濫により水田が浸水(多可町[旧加美町]多田付近):2日から5日にかけて台風が本邦南岸沖を北東に進み、これが梅雨前線を刺激したため前線活動が活発化して、2~4日にかけて大雨を降らせた。県内では、3日夕刻から降り出した雨は、4日の8時から11時にかけて県南部地方の氷上・多可・神崎郡、西宮市一帯に1時間雨量40mmを超える局地的豪雨となった。これにより、加古川、市川、夢前川の中・上流で氾濫し、死者3名、家屋の全壊・流失23戸など、大きな被害が発生した。 提供:兵庫県CGハザードマップ

 1963年(昭和38年)6月2日から4日にかけて、日本の南の海上を北東へ進んだ台風2号により前線の活動が活発となり、各地で大雨となった。

 このうち、富山県では小矢部川が破堤し、2人が死亡、1,000棟以上が浸水した。また、兵庫県では南部を中心に局地的に1時間に40mmを超える激しい雨が降り、加古川や市川などが氾濫し3人が死亡した。

 香川県では、坂出市をはじめ県内で6つのため池が決壊するなどして県内で家屋59棟が浸水した。

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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