平成21年7月中国・九州北部豪雨

武雄市高橋地区浸水状況:梅雨前線の活発化に伴い、六角川流域では7月24日から26日にかけて大雨に見舞われました。小城観測所では総雨量452mmを記録し、妙見橋の水位観測所では平成2年7月洪水に次ぐ既往第2位の水位を観測しています。この洪水では、これまでの治水施設の効果を見る一方、堤防未整備地区で浸水被害が発生しています。 提供:国土交通省 九州地方整備局

 2009年(平成21年)7月19日から26日にかけて、西日本付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、中国地方から九州北部にかけて所によって期間総雨量が700mmを超える記録的な大雨となり、各地で大きな被害が発生した。この大雨災害について、気象庁は「平成21年7月中国・九州北部豪雨」と命名した。

 特に死者が多かったのは山口県防府市で、土石流が特別養護老人ホームを襲い7人が死亡するなど市内各所で崖崩れや土石流が発生し、防府市だけで14人が死亡した。この他にも各地で洪水が発生し、西日本を中心にこの大雨で36人が死亡し、損壊・浸水家屋は12,000棟以上にのぼった。

この災害の記録写真

参考資料

  • 気象庁「災害時気象速報(平成21年7月中国・九州北部豪雨)」
  • 国土交通省砂防部「平成21年の土砂災害」

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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