平成11年成層不安定(1999年)
岩屋谷川のようす(丹波市[旧山南町]) :日本海の低気圧や黄海にある弱い熱帯低気圧に向かって南から暖湿気流が流れ込んだため、大気の状態が不安定となって6日夜から7日朝にかけて、加古川水系の上・中流の兵庫県氷上郡、多可郡付近で局地的な豪雨があった。この豪雨で、7日7時40分頃、柏原町内で柏原川堤防が長さ約30mにわたって決壊した。雨は7日日中には小康状態となっていたが、日本海から前線の南下に伴って、再び大気の状態が不安定になり、夕方から8日朝にかけて局所的な強雨が降った。兵庫県内では、柏原川の堤防決壊や河川の溢水により、浸水被害が発生した。
提供:兵庫県CGハザードマップ
1999年(平成11年)9月6日から9日にかけて、日本海の低気圧や黄海にある熱帯低気圧に向かって南から湿った空気が流れ込んだ影響で、兵庫県内では大気の状態が不安定となり、加古川流域を中心に局地的に大雨となった。
このうち、柏原町(現在の丹波市)では、9月7日朝、町内を流れる柏原川の堤防が長さ約30mにわたって決壊したほか、9日にかけての断続的な大雨でこの他の河川でも水があふれるなどして県内で家屋200棟以上が浸水した。