昭和52年豪雪(1977年)
1977年(昭和52年)の1月から2月にかけて、全国的な低温と大雪により死傷者や家屋被害が発生し、気象庁は「昭和52年豪雪」と命名した。
冬型の気圧配置が続き、上空に寒気が流れ込んだことから、この期間の平均気温は全国的に平年より2~3℃低かった。また、最深積雪は高田(新潟県上越市)で254cm、青森で195cm、金沢で126cm、鳥取で105cmなど日本海側の平野部でも軒並み1mを超えた。また、太平洋側でも積雪となり、2月16日には鹿児島市で14年ぶりに積雪20cm(当時の観測史上5位)を、さらに2月18日には伊豆諸島の八丈島で2cm(当時の観測史上2位)を観測した。この豪雪で、全国で死者101人、負傷者834人、浸水・損壊家屋1,600棟以上の被害となった。