ダイナ台風

 1952年(昭和27年)6月22日から24日にかけて、ダイナ台風が南西諸島、紀伊半島から東海・関東地方を通過し、大きな被害を生じた。

 6月20日にフィリピンの東海上で発生したダイナ台風は、北上し東寄りに向きを変えながら22日に南西諸島を通過し、23日には四国沖を進み同日20時頃に紀伊半島南部に上陸した。その後は速度を上げて、23時20分頃には静岡県浜名湖付近に再上陸、翌24日未明には東京付近を通過し明け方には鹿島灘に抜けた。

 台風の規模は小さかったものの、中心付近では風・雨共に強く、最大瞬間風速は静岡県石廊崎で48.6m/s、御前崎で43.8m/sに達したほか、期間降水量も紀伊半島から西の太平洋側で所によって250~300mm超に達した。この台風で、全国で死者・行方不明者135人、浸水・損壊家屋約40,000棟の被害が生じた。

災害カレンダー

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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