昭和37年7月梅雨前線による大雨(1962年)
1962年(昭和37年)7月1日から8日にかけて西日本付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、関東から西の広い範囲で大雨となった。
2日は茨城県東村(現在の稲敷市)で竜巻が発生し2人が死亡65人が負傷したほか、東海地方で大雨となり、愛知県伊良湖では1時間降水量が80mm近く、24時間降水量が300mmを超えた。また、5日から8日にかけては九州で24時間降水量が200mmを超える大雨となり、佐賀県太良町では土砂災害で50人が死亡した。この一連の大雨で、全国で110人が死亡、浸水家屋は100,000棟を超える大きな被害となった。