大正6年の暴風雨

 1917年(大正6年)10月1日未明、未明に静岡県浜松市付近に上陸した台風が関東地方の西縁を通過し、東京湾に甚大な高潮被害をもたらした。

 この台風の特徴としては、上陸した浜松市で982hPa、最大風速20m/sだったものが、東京都心では952hPa、最大風速43m/sを記録するなど上陸後に台風が発達したことが挙げられる。

 満月の夜でもともと潮位が高いところへ台風が強い勢力で通過したため、東京湾(東京都中央区築地の霊岸島付近)では最高潮位3.0mを記録、沿岸部は高潮に襲われ軒並み壊滅状態となった。また、近畿地方でも台風と秋雨前線による大雨で、淀川の堤防が大阪府高槻市で、神崎川が大阪市吹田市と摂津市でそれぞれ決壊し大阪市内一帯が浸水するなど、この台風で1,324人が死亡し、浸水・損壊家屋は350,000棟以上に達する大きな被害となった。

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