第2宮古島台風(1966年)
1966年(昭和41年)9月5日、「第2宮古島台風」と命名された台風18号が宮古島を通過した。8月31日にグアム島の西の海上で発生した台風は、発達しながら北西へ進み、9月5日9時頃、宮古島に最も接近した。
宮古島付近を台風がゆっくり進んだことと台風の発達のピークが重なったため、宮古島では長時間にわたり大雨と暴風に見舞われ、最大瞬間風速は富士山頂を除き国内で観測史上1位となる85.3m/sを観測した。この台風により、41人が負傷、損壊・浸水家屋は7,700棟以上にのぼり、特に宮古島では島の半数以上の住宅が損壊する大きな被害となった。