北関東・南東北豪雨

滑川公民館の浸水(須賀川市):平成10年8月末、東北地方に停滞していた前線と台風4号の影響により26日から9月1日にかけて阿武隈川上流の福島県南部を中心に記録的な豪雨となりました。福島県内の雨量は、阿武隈川上・中流域にある真船、須賀川、二本松、福島の各雨量測候所で既往最大日降水量を更新。また、各水位観測所では軒並み警戒水位を突破、須賀川水位観測所では計画高水位7.915mを超える8.17mを、二本松水位観測所では過去最高水位に並ぶ11.31mを記録しました。この洪水により、死者・負傷者20人、全壊家屋49戸、半壊家屋20戸、浸水家屋3,590 戸など、2次的な損害を含めて多大な被害を受けました。洪水被害が拡大した要因の一つとして、当時の完成堤防が必要堤防の1/3に留まっていたこと、無堤地区が全体の約30%も残っていたことなど、河川整備率の著しい低さが挙げられます。このため浸水被害に対する再度災害防止のため、阿武隈川の著しく低い河川整備率を向上すべく、事業費約800 億円をかけ「総合的な河川改修」と「改良型災害復旧」を集中的に行う「阿武隈川平成の大改修」が進められ、平成12年度に概成しています。 提供:国土交通省 福島河川国道事務所

 1998年(平成10年)8月27日、全国的な天候不順が続く中、前日から降り続いた雨が栃木と福島の県境付近で記録的な豪雨となり、那珂川・阿武隈川流域では下流の茨城県にも及ぶ洪水災害が発生した。

 各地で土砂災害が発生し、福島県西郷村の救護施設では建物内に土砂が流れ込み5人が死亡するなど、死者・行方不明者24人、負傷者55人の被害者が発生し、157棟の建物が全半壊し、浸水した家屋は14,997棟に達した。

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明治5年12月2日(1872年12月31日)以前の災害は旧暦で記載しています。

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