ハイチ地震(2021年)
2021年(令和3年)8月14日8時29分、中米のハイチ南西部にあるサンルイデュスッド付近を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、2,575人が死亡、12,000人以上が負傷するなど、少なくとも700,000人以上が被災した。また、このほかに130,000棟以上の家屋への被害も発生した。
ハイチでは、同年7月7日に当時現職のモイーズ大統領が暗殺されるなど、政治的混乱や治安の悪化、経済不安などの社会問題が深刻化しており、各国からの救助活動にもトラブルが生じた。また、地震後の16日から18日にかけて、熱帯暴風雨がハイチを通過し、家屋を失った屋外避難者へのさらなる被害や救助活動への支障も生じた。