安政の台風(安政3年)
安政3年8月25日(1856年9月23日)、「安政3年の大風災」と呼ばれる大きな風水害が発生した。これは、江戸のすぐ近くを強い勢力の台風が通過したことによって、江戸の街一帯が暴風と高潮の被害を受けたことによるものである。
また、暴風雨に加えて火災が発生したことも被害を大きくし、この台風による死者は、資料にもよるが最も多いもので約100,000人とされ、日本の風水害によるものとしては過去最悪の被害とされている。
参考資料
- 森田康夫「自然災害死史観と装置インフラの変遷-わが国を襲った自然災害とインフラ整備の歴史-(国土技術研究センター研究報告)」
- 饒村曜「死者10万人と書かれた資料もある160年前の安政江戸台風 自然災害が続きすぎて江戸幕府の終焉(Yahoo!ブログ)」